消費税率が5%から8%に
引き上げられて
しばらく経ちます。
計算には慣れてきましたか?
お店によって、サービスによって
価格の表示の仕方が
マチマチ。
税込み価格と
税抜き価格が混在している
状況でややこしいし、
5%なら感覚的に計算も
しやすかったのですが、
8%をパッと計算するとなると・・・
なかなか慣れてきませんね。
今後、
- 税込みや税抜きを
どう考えていけばいいの? - 税込みや税抜きを
簡単に計算できる方法はないの?
と言った疑問が聞こえてきそうです。
お任せください!
消費税率についてこう考えれば
頭がスッキリする。
こんな方法をご紹介しますよ。
今回は、
- 税抜き価格に慣れていこう!
- 税抜き価格の計算方法は?
についてマスターしてくださいね。
それでは参りましょう!
税抜き価格に慣れていこう!
消費税率が8%になって、
外税表示が増えてきました。
今後、消費税率は
8%⇒10%⇒◯%に
なるかもしれません。
お店や会社によっては便乗値上げ
も予想されます。
もしそうなった時でも、
適正に消費税が転嫁されているか
見抜くためには、
本体価格を知っておけば良い!
ということがわかります。
例えば、5%税込み価格が
1,050円だった商品が
8%税込み価格1,134円で
売られていたとします。
1,050×1.08=1134
と単純に計算してしまうと
便乗値上げされているので
気をつけてくださいね!
こんな場合も税抜き価格に
慣れていれば、
1050÷1.05=1000円が
本体価格で、
本体価格に8%の消費税が
乗せられるので、
1000×1.08=1080円が
正しい税込み価格(支払う価格)と
なるのです。
決して1134円にはなりませんよ。
ということで、消費税率が
今後どんなに変わったとしても
税抜き価格で考えるクセを
つけておけば、スムーズに
価格と価値を比べることが
できます。
といっても電卓なんか
いつも持ち歩いてるわけではないし、
どうやって計算すればよいのでしょうか?
税抜き価格の簡単な計算方法は?
もしもあなたが買い物に
行った先で、値札が
8%税込み価格で
表示されていたとします。
その時、本体価格(税抜き価格)は
次のように表せます。
本体価格=税込価格÷1.08 …①
例えば、税込価格1080円と
表示されていたら、
1080÷1.08=1000
となるので本体価格は
1000円です。
スマホや携帯の計算機能を使えば
簡単に答えが出ますが、
スマート派のあなたは
暗算にも挑戦してみましょう!
まず、消費税額は次のように
表すことができます。
消費税額=本体価格×0.08 …②
変形して、
本体価格=消費税額÷0.08 …②’
②’を①に代入すると、
消費税額÷0.08=税込価格÷1.08
変形して、
消費税額=税込価格×0.08/1.08
この 0.08/1.08 の部分を
約分すると、2/27になります。
なので、
消費税額=税込価格×2/27
となります。
上の例で行くと、税込価格が
1080円なので、
消費税額=1080×2/27=80
で消費税額は80円です。
本体価格は次のように
表すことができます。
本体価格=税込価格-消費税額
したがって、
本体価格=1080-80=1000円と
なります。
ここでクセモノとなるのが、
2/27の存在ですね。
27という数字に注目してくださいね。
27は3の3乗なのです!
27=3×3×3ですから、
27で割るということは、
3で3回割るということと
同じなのですね。
上の例で行くと、
1080を3で割って、360
360を3で割って、120
120を3で割って、40
2/27なので、最後に2をかけて
40×2=80円が
消費税額となります。
まとめ
税込価格でしか表示されていない時
本体価格を知りたいのなら、
- 税込価格を3で3回割って、2を掛ける!
- 出たもの(消費税額)を
元の数字(税込価格)から引く!
そんな風に考えてみてくださいね。
5%の時はもっと簡単だったけど、
さすがに8%はややこしいです(T_T)
この方法に慣れれば、
おおよその消費税額と本体価格が
わかるので、覚えておいて
損はありません。
ぜひ、挑戦してみてくださいね!