「雨の日ってバイクに乗ると滑るから危険だよね?」
あなたは雨の日のバイクはどうしても滑りやすくて危険だと思われているでしょう。
その通りです、雨の日は滑りやすくて危険です。
でも、そこまで身構えなくても大丈夫ですよ!
雨の日にバイクに乗る時に、
- なぜスリップするのか?原因は?
- スリップしやすい場所は?
- スリップしないようにする対策は?
これらを知ってると知らないとでは、かなり違います。
もちろん教習所でも習うことです。
しかし、公道は教習所内で起こらないことのオンパレードです。
なので、ここでしっかりと知っていきましょう!
それでは、どうぞ!
雨の日のバイク!前輪(フロントタイヤ)が滑る原因は?
考えられる原因は2つあります。
- スリップする原因1:悪路や滑りやすい場所を走行してしまうこれは後でお話しますが、路面状況も滑ってしまうことに大きく関係しています。
- スリップする原因2:急の付く操作を行ってしまうこれは後にも出てくる後輪が滑る原因にもなります。
雨の日って、路面が濡れてしまっていて、どうしてもタイヤも濡れますよね?
そうなると、タイヤが走行中に暖まりにくくなります。
そして、タイヤ本来のグリップ力が十分に発揮できないため、滑りやすくなります。その状態で、急の付く操作(急ブレーキ、急発進、急旋回)をするとグリップが追い付かず、滑ってしまうことに繋がります。
フロントタイヤはリアタイヤよりも重要です。
なぜならフロントタイヤが滑ってしまうとほぼ立て直すことが出来ず、転倒に繋がってしまうからです。
ですので、フロントタイヤが滑る事は避けたいですね。
雨の日のバイク!後輪(リアタイヤ)が滑る原因は?
滑る原因はほぼフロントタイヤと同じです。
- 悪路や滑りやすい場所を走行してしまう
- 急の付く操作を行うこと
そして、追加で書くとするのなら、リアタイヤは駆動輪です。
直接回転を与えられていますので、滑りやすいです。
少しラフなスロットル操作をすると、雨の日は特に滑りやすく、すぐに空転します。
ただ、リアタイヤは舵取りではないので、ちょっとの滑り(スリップ)では、フロントタイヤのようにどうにもできなくなる、ということはありません。
レースや走行会でもお尻を流して~ってしてますからね。
気を付けて欲しいのが、滑ったあとにまたグリップが戻るときです。
これでよく転倒される方もいますので注意ですね。
雨の日のバイク!スリップしやすい場所は?
スリップしやすい場所、意外に公道にはたくさんあります。
- マンホールの上
- 白線
- 水たまり
- 水分を含んだ砂利
主にこの場所になります。
どれもタイヤのグリップがかなり悪く、スリップしやすい場所ですね。
特にマンホールは、タイヤと相性がとても悪いので、雨の日はできれば避けたい場所です。
雨の日のバイク!スリップ対策を3つ
スリップ対策としては3つあります。
スリップ対策1:急の付く操作をしない
これは、晴れの日にも言われますが、雨の日は特に言われることですね。
そして、急ブレーキは雨の日は大敵です。
雨の日に転倒する方のほとんどがこの急ブレーキに該当します。
スリップ対策2:余裕のある速度・車間距離で走行する
余裕のある速度とは、周りの状況が確認できる安全速度です。
もう1つは前方の車との車間距離に余裕を持っておくことです。
そうすることで、雨の日でも急に飛び出てきたり、予想外の動きをされても対応出来ます。
スリップ対策3:悪路を見つけたら出来るだけ回避する
マンホールや白線、水たまりなどの悪路は通らないに越したことはありません。
安全速度と車間距離に余裕があると、次に通る道が見えますよね?
マンホールや水たまりを先に目で確認できるはずです。
無理にとは言いません。
自然に回避できるのであれば回避しちゃいましょう。
それに、無理に避けようとすると、急の付く操作を行わなければなりません。
ですので、そうなるのであれば直進しましょう。
その時に舵取り操作は極力避けましょうね。
さいごに
スリップする原因は危険予測をしていると、大体のことは防ぐことが出来ます。
しかし、とっさの判断が迫られたときは、どうしても慌ててしまうものです。
なので、日頃から気持ちに余裕を持つような運転を心がけましょう。
そうすれば、雨の日でも自然に対処できるようになります。
雨の日でも素敵なバイクライフにしていただけると嬉しいです!