野良猫を見かけたことはありますか?
家の近くやお子さんの通学路など、いろんなところで見かける機会の多い野良猫ですが、冬場になると一気に見かけなくなりますよね。
冬の野良猫は一体どこにいて、どうやって冬を乗り越えているのでしょうか?
今回は、野良猫の冬の乗り越え方や、私たちにできる野良猫の寒さ対策の手伝い方をご紹介します。
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野良猫の冬はかわいそう!いなくなる理由は?直面する困難2つ
童謡の中で「猫はこたつで丸くなる」と歌われる通り、猫は実は寒さに弱い生き物。
特に子猫や、筋肉量の少なくなるシニア猫は、冬を越せずに死んでしまうこともあります。
なぜなら、野良猫にとって冬は以下のような困難が待ち受けているからです。
①寒さに勝てない
個体差はあるものの、猫が過ごしやすい適温は25℃前後と言われています。
どんなにふわふわの毛皮に覆われている猫でも、気温が下がり、アスファルトはもちろん、土にも霜が張るような季節になると、肉球などの皮膚が露出した部分が、冷え切った地面に触れて、体温を容赦無く奪われてしまいます。
②食べ物が少ない
野良猫は主にネズミや鳥などの小動物を餌として食べています。
冬になるとそういった餌になる小動物の活動も激減してしまいます。
住宅街や歓楽街などの人が多くいる地域であれば、人間の落とした食べ残しを拾ったり、人間に甘えてキャットフードをもらったりすることもできるでしょう。
でも人間の食べ物は猫にとっては、毒になる場合もあるので、確実に安全とは言い切れません。
野良猫はどうやって冬を乗り越えている?生存率は?寒さ対策3つ
家猫であれば、暖かい飼い主の部屋の中で、食べ物も豊富に与えられます。
しかし野良猫たちはどうやって冬を乗り越えているのでしょうか?
野良猫が冬を越すに当たり、生存率は、はっきりとした統計上のデータはありませんでした。
でも私の経験上、1割~2割くらいだと思います。
そんな野良猫が寒さをしのぐためにしている寒さ対策は以下の通りです。
対策①:じっとしている
寒い冬に動き回ると、体力も体温も消耗されてしまうため、野良猫は雨風が凌げる場所でじっとしています。
- 体を丸くする
- 毛を逆立てて体を膨らませる
- 筋肉を収縮させて体を震わせる
などの方法で体力を温存させていることが多いようです。
対策②:人間の生活圏内で暖かい場所に入り込む
普段の住処で寒さを凌ぎきれない場合、人間の生活圏内で暖かい場所を探し出して入り込むことも多くあります。
例えばスーパーなどにある屋内駐車場や倉庫、民家のガレージ、中には車の下やエンジンルームにまで入り込んだり、エアコンの室外機やビルのボイラーのそばにくっついていたりすることもあります。
対策③:野良猫同士で集まり、身を寄せ合う
野良猫は決まったテリトリー内を単独で行動していることが多いです。
しかし寒い内は仲間内で身を寄せ合って暖を取っている事があります。
猫は体温が高いので、寄り添い合うことで十分な温度を保つことができます。
SNSではこの様子は「猫団子」と呼ばれ、身を寄せ合う猫たちが可愛いと人気を得ています。
野良猫たちも様々な方法で冬を越そうとしていますが、それでも冬を越せる確率は良くて20%程度と言われています。
特に最近は、車の暖かさを覚えた猫が車の下やエンジンルームの中で眠ってしまい、人間が気付かずに車を動かして轢いてしまったというケースが問題になっています。
野良猫への寒さ対策!発泡スチロールやダンボールはアリ?他の方法は?
野良猫たちの寒さ対策で、私たちが手伝える方法もいくつか存在するのでご紹介します。
①ダンボールハウスを作る
自宅の敷地内に雨風を凌げる場所があり、野良猫の越冬の手伝いをしたいと思うのであれば、ダンボールや発泡スチロールを置いて小屋や寝床を作ってあげると良いでしょう。
中に古くなった毛布やバスタオル、フリース素材の布などを入れてあげるとより暖かくなります。
もし設置する場合は、風が直接当たらない方向を考えて置くようにしましょう。
ただし、もしその猫が自宅の周辺で住み着いた場合、
- 排便や餌の食べ残しによる悪臭が発生
- 繁殖によって数が増えることでご近所トラブルに繋がる
このようなリスクがあることも頭に入れておきましょう。
②猫バンバンをする
直接的な寒さ対策とは少し異なります。
エンジンルームなどに入り込んだ猫が車に巻き込まれてしまう事故を防ぐ方法として、車のボンネットを少し強めにバンバンと叩く、通称「猫バンバン」と呼ばれるものがあります。
この音と衝撃に驚いた野良猫が目を覚まして飛び出していくことによって、車に巻き込まれる事故を未然に防ぐ事ができます。
この行動は車メーカーも推奨しており、野良猫の生存率を上げるためにかなり有効とされています。
さいごに
ペットとして私たちの生活に馴染みの深い猫。
野生で生きている野良猫にはノミやダニなどの寄生虫が付いていることが多く、下手に触ると感染症やアレルギーが出てしまう可能性もあります。
また、先述の通り、中途半端に手助けをしてしまうと別の問題が発生する場合もあります。
地域の状況や環境を考えた上で、野良猫たちの命も守っていけたらいいですね。