バイクに乗ってると、マフラーからパンパンと音が鳴ります。
これは何なのでしょうか?
新人ライダーのあなたはその現象が分からず、気になりますよね?
もし周りの人に聞けば、「アフターファイヤー」だ、「バックファイヤー」だと耳にするかもしれませんね。
言葉だけ聞いても、正直分からないですよね?
お任せください!
今回は、
- アフターファイヤーとバックファイヤーの違いは?
- アフターファイヤーとはなにか、そしてそのやり方
- バックファイヤーとはなにか、そしてそのやり方
これらをお伝えしていこうと思います。
そして、この現象は果たしてバイクにいいのか?悪いのか?にも少し触れていこうと思います。
ですので、一緒に付いてきてくださいね。
では、行ってみましょう!
バイクを査定したい時は
バックファイヤーとは?やり方は?
バックファイヤーとは簡単に言うと、
- ガソリンがちゃんと燃えきらなかったものが出てしまう
- それが燃料を送り出すキャブレターに逆戻りしたときに引火してしまう
こんな現象なのです。
色んな原因が考えられますが、多くは
- ガソリンと空気の比率がとれていない(濃くなってる)
- スパークプラグの燃やすタイミングがずれてしまっている
これが当てはまってきますね。
今のバイクに採用されている、電子制御の車両だと、ほぼ起きることがなくなってます。
バックファイヤーを起こしたいのであれば、機械式、キャブレター車両だと、簡単に起こすことができますよ。
しかし、バックファイヤーは症状の通りで、ガソリンを送り出すキャブレターに、吹き返したガソリンが引火して爆発しています。
でも、そのキャブレターや周辺部品は、そもそも高温に耐えれるように作られていません。
なので、キャブレターで爆発するということは、すごく危険であるということなんです。
最悪は車両火災にもなりかねないので、私はおすすめはできません。
アフターファイヤーとは?やり方は?
アフターファイヤーはバックファイヤーと原理は同じです。
エンジンで燃えるはずのガソリンがしっかりと燃えなくて、燃焼行程を越えた後で燃えてしまう現象です。
ただ、その燃える場所がキャブレターではなく、排気管内(マフラー管内)で燃えることです。
アフターファイヤーの原因は
- ガソリンと空気の比率が濃くなってる(もしくは薄くなっている)
- プラグがしっかりと点火していない
こんな感じになりますね。
アフターファイヤーは、キャブレター車よりも、電子制御車で故意に起こすのは難しくなります。
コンピューターでガソリンと空気の比率を最適化しますし、プラグの燃やすタイミングもある程度補正できるからです。
比較的簡単に起こせる可能性があるとすれば、
- 抜けのいい社外マフラーに変えてみる
- サブコンを取り付けて、燃料の比率を変えてみる
という方法があります。
抜けのいい社外マフラーに変えると、ガソリンと空気の比率が薄くなるんですよ。
そして、エンジン内でしっかりと燃えないものが出てくるようになります。
それが排気されて蓄積した後に、マフラー熱や排気熱で引火して音が鳴るようになります。
バックファイヤーとアフターファイヤーの違いは?
バックファイヤーとアフターファイヤーの違いは、「どこで引火して燃焼してるか?」という場所の違いです。
上記でもお話ししてしまいましたが、
- バックファイヤーは吸気側(キャブレター内)
- アフターファイヤーは排気側(マフラー内)
と、それぞれ違う場所で引火して、爆発が起きているということです。
発生する場所は違いますが、共通して言えるのは
- どちらも最適なガソリンと空気の比率ではない
- プラグに何かしらの不具合が出ている
- エンジンに何かしらの不具合が出ている
ということです。
さいごに
バックファイヤーもアフターファイヤーも、同じ原因であることが多いです。(厳密に言うと違いはありますが)
発生する場所は、
- バックファイヤーは吸気側で起きている
- アフターファイヤーは排気側で起きている
ということです。
バックファイヤーもアフターファイヤーも、エンジンに何らかの不具合があることで出る症状です。
特にバックファイヤーは車両火災にも繋がるので、注意が必要になりますね。
アフターファイヤーもあまりよくはありません。
しかし、マフラーから火がボンッボンッと出てるのは、本音を言うと、ワイルドスピードみたいでカッコいいですよね。
私も抜けのいいマフラーを入れることで、アフターファイヤーをさせていた時もありました。
その影響で、マフラー内のウールが燃えて、車検に通らなくなってしまいましたが(笑)
このように、悪影響がどこかしらに出てくるのは間違いありません。
ですのでそれも踏まえた上で、挑戦してみてください!