サッカーを家族で観戦するのが大好きで、
特に日本代表チームの試合は、
応援にも一層熱が入る今日このごろです。
先日、小学生の息子はサッカーが好きすぎて、
海外チームの選手を覚えようとしていたら、
国旗にも興味が湧いてきたようなんです!
「世界の国旗の色や形にはどんな意味があるの?」
と息子は、率直な疑問をぶつけてきました。
世界にはたくさんの国があり、それぞれの国には国旗があります。
どれもカラフルで、デザインも多種多様。
国のシンボルとなるからには、どの国旗も色やデザインには意味があるんですよ。
そこで今回は、世界の国旗について
- 国旗は何のためにあるの?
- 丸・月・星など形の意味は?
- 国旗の色の意味は?
の順でお伝えしていきますね!(^^)!
世界の国旗の由来や色や形の意味がわかると、
覚えやすくなるので、国旗だけを見て、
どの国のものかをすぐに答えられるようになります。
さらに、子供にもわかりやすく教えられるようになりますよ!
楽しみにしてくださいね(^^♪
それでは参りましょう!
国旗は何のためにあるの?
国旗って当たり前のようにあるので、その存在意義を考えることは
今までなかったのではないでしょうか?
世界の国旗は何のためにあるのかを
簡単に見て行きましょう!
昔の役割は?
国旗の起源は約3000年前の中国だと言われています。
戦いをする上で、
- 敵と味方を区別するため
- 占領したことをアピールするため
などの理由で、国旗のようなものを使っていたんですよ。
その後、長い年月をかけて、ヨーロッパへ伝わっていきました。
17世紀頃の大航海時代、船舶の国籍を見分けるために、
国旗が使用され、定着していきました。
近代から現代にかけての役割は?
世界の国旗で印象的なものにフランスの国旗があります。
トリコロールと通称で呼ばれるくらい馴染みのあるものですよね!
フランス革命以降に、このトリコロールが使われるようになりました。
フランスの国旗をきっかけに、近代において、
国旗の役割が大きく変わったと言われているんですよ。
それまでと違い、国民の愛国心を強くし、意識をまとめるためのシンボルとして、
国旗は存在するようになりました。
そして現代では、上の役割に加えて、
- 国際的な会議→サミットなど
- スポーツの世界大会→ワールドカップや世界陸上など
において、ひと目でどの国かがわかるために、国旗が使用されていることも見逃せません。
また、歴史が浅い国にとっては、目立つことも国旗の重要な役割のような気がします(^^ゞ
なぜなら、国旗に使われている色は赤・青・黄のような原色系が多いからです。
デザインも目立ってなんぼ!っていう思いが伝わってきますよね!
例えば、トルクメニスタンの国旗は、世界で一番複雑な国旗と言われていますよ~♪
丸・月・星など形の意味は?
世界の国では、様々な文化や風習があるので、
形の明確な分類はできません。
それを踏まえて、丸・月・星などの形には
どんな意味があるのかを考えていきましょう!
主に国旗に描かれている形は、
それぞれの国の古くからの信仰や使っていた暦と
大きな関わりがあるんですよ。
丸の意味は?
日本の国旗、日の丸のように丸は太陽を表しています。
丸が描かれている国旗は古来より、太陽を信仰していて、
暦は太陽暦です。
例:
バングラデシュ
マケドニア
ニジェール
また、太陽ではなく満月を表している国旗もあります。
例:
パラオ
月の意味は?
アジアや中東のイスラム諸国には三日月を使っている国が
目立ちます。
三日月はイスラム教のシンボルで、国の発展を意味しているんですよ。
暦は太陰太陽暦です。
例:
トルコ
ウズベキスタン
チュニジア
星の意味は?
星の意味は、国によってかなり意味合いが違っていて、
分類しにくいです。
主な星の意味は、
- イスラム教のシンボル(月と星の併用パターン)
- 古来より、星が信仰対象(太陰暦、恒星歴を使用)
- 共産主義、社会主義のシンボル
- 自由・独立のシンボル(アフリカに多い)
などですね。
五角形の対角線のような、いわゆる星形とは限らないパターンもありますよ。
例:
ブルンジ
こういった幾何学的な星形を国旗に使うと、特徴が際立って、
覚えやすくなるという意味もあります。
十字の意味は?
国旗に描かれている十字の多くは、
キリスト教の十字架にちなんでいます。
例:
デンマーク
ギリシャ
スイス
国旗の色の意味は?
世界中の国の国旗を見ていて、楽しくなってくるのは、
色使いが様々で、個性的だからなんですね!
その一つ一つの色には、国の思いをのせた意味があるので、
順に見て行きましょう!
3色旗が多い理由とは?
ヨーロッパの国に多いのが、3色旗と呼ばれる
3つの色を使ったシンプルな国旗です。
似たように見えるので、覚えにくいですよね(T_T)
この3色旗が多い理由は、
キリスト教の三位一体という考え方に基づいて
国旗が作られているからなんですよ。
代表的なものに、先に上げたフランスの国旗があります。
フランスの国旗のそれぞれの色の意味は・・・
- 青:自由
- 白:平等
- 赤:博愛
と一般的に言われています。
この3色は俗にトリコロールカラーと呼ばれていますよね。
ファッションにも使われている配色で、私も大好きでーす♪
また、国によって色の意味は違いますが、
大体のところを以下にまとめてみました。
- 赤: 情熱・愛国心・犠牲者の血・共産主義国のシンボルカラー
- 白: 清廉・純潔・自由
- 青: 自由・知性・平等・海や川
- 緑: イスラム教のシンボルカラー・豊かな大地・楽園
- 黄: 国土・豊穣・太陽の光・黄金
- 黒: 独立・肌の色
色にはその国の信仰や風土、文化などが、強く反映されているんですね(゚д゚)!
さいごに
いかがでしたか?
国旗の一つ一つのデザインや色使いには、
意味や由来があるんだと、わかっていただけたかと思います。
あなたが気に入った国旗がどんな国で、
どんな歴史を歩んできたのかを知ることも
きっと楽しいですよ(^o^)
我が国、日本の国旗である日の丸の意味や由来については、
こちらの記事も参考にしてくださいね!
⇒ 日本の国旗!色や形の意味は?日の丸の由来とは?
お子さんにも、わかりやすく伝えることができたとしたら、
世界情勢に興味が湧いてくるかもしれません。
今回の記事が、そんなきっかけになってくれれば、
私も嬉しいです!