「手足が不自由な高齢者の方でも出来る、手や指先を使った遊びは何かないかな」
誰でも出来て、かつ脳トレにもなるようなレクリエーションを提供したいのではありませんか?
分かります、私も以前、全ての利用者様に楽しんでいただけて、更に脳トレに適したレクリエーションを探していました。
そんな双方を兼ねたレクリエーションとなりえるのが、「手遊び」「指遊び」なんです。
しかも、「手遊び」「指遊び」ならば、時間に追われがちなデイサービスのレクリエーションとしても、簡単に取り入れることができます。
あなたもこれからお話しすることを聞いていただければ、認知症予防にも期待できる「手遊び」「指遊び」レクリエーションを提供できます。
さらに、利用者様に「自分にも出来る」といった満足感を提供することができますよ。
それでは認知症の予防にも向いている「手遊び」「指遊び」についてお話ししていきますね。
ちなみに、こちらのレクも人気があるので、参考にしてみてください。
→ 【オノマトペクイズ 】《高齢者が笑える!盛り上がる》日本語の擬音当て全30問の問題と答え!デイサービスのレクリエーションや脳トレに最適!
【高齢者脳トレ】「手遊び」「指遊び」1:指回し体操のやり方は?
- 両手の親指同士、人差し指同士といったように全ての指を合わせていきます。
- 手がくっつかないように、アーチ状にします。
- 親指から順にくるくると回します。
単純な事ではありますが、指を他の指に当たらないように回すのが重要です。
【高齢者脳トレ】「手遊び」「指遊び」2:指離し体操のやり方は?
- 両手の親指同士、人差し指同士といったように全ての指を合わせていきます。
- 手がくっつかないように、アーチ状にします。
- 親指だけを離します
- 以降同様に人差し指や中指、薬指、小指と続けます。
一見簡単そうですが、薬指だけを離すのが難しく、どうやって離すかを考えることが重要です。
【高齢者脳トレ】「手遊び」「指遊び」3:後出しじゃんけんのやり方は?
- 二人もしくは複数のグループを作ります。
- 先にじゃんけんを出す人を決めます。
- 先に出す人がグー・チョキ・パーのどれかを出します。
- 後から出す人は負ける物を出します。
- 2〜4を繰り返します。
じゃんけんというと勝つことが良いというイメージが強く、負けるように考えることが、脳トレに効果的です。
【高齢者脳トレ】「手遊び」「指遊び」4:あんたがたどこさのやり方は?
- あんたがたどこさをみんなで歌います。
- 2回目以降、「さ」がつくところで手を叩いてみましょう
単純なようですが、口と体を同時に使うことで脳が活性化されやすくなります。
【高齢者脳トレ】「手遊び」「指遊び」5:指折りどこさのやり方は?
- あんたがたどこさを歌います。
- 利き手で、歌に合わせて指を折ったり伸ばしたりします。
「あんた」「がた」「どこ」「さ」で指を折りましょう。
後の部分は2,3文字ごとに指を折ったり伸ばしたりします。 - 慣れたら逆の手で同様に行います。
先ほどの手をたたく「あんたがたどこさ」よりも難しいですので、ゆっくり行うのもよいです。
介護現場で【手遊び指遊びゲーム】を盛り上げるコツと活かし方は?
介護現場で手遊びや指遊びを取り入れるコツと活かし方は以下の通りです。
- 単純な動作を組み合わせる
- 全員が知っている童謡を使う
それぞれについて説明しますね。
手遊びや指遊びを取り入れるコツと活かし方1:単純な動作を組み合わせる
単純な動作を組み合わせてみましょう。
利用者様全員が複雑な動作を、簡単に出来るかっていうと疑問が残りますよね。
かといって、単純な動作を一つだけするのはつまらないと感じられかねません。
指をくっつけながら動かしたり、歌を歌いながら別のことをすることで、簡単そうだけど難しいゲームにすることができます。
よって、単純な動作をいくつか組み合わせることで、飽きられにくいゲームを提供しやすくなります。
手遊びや指遊びを取り入れるコツと活かし方2:全員が知っている童謡を使う
みんなが知っている童謡を取り入れてみましょう。
なぜなら、有名な童謡はみんな昔に一度は触れてるからです。
懐かしさを感じる童謡を取り入れることで、昔の思い出などを思い出すこともできます。
また、利用者様に自分でもこれならできるといった意思の表出を促しやすくなります。
よって、なじみ深い童謡を使うことがお勧めです。
さいごに
いかがだったでしょうか。
手遊び指遊びは道具もいらない、準備が簡単なレクリエーションです。
その上、普段行わない動きをすることで、認知症の予防に大いに貢献できるのです。
時間に追われがちなデイサービスでも、ゆったりした時間を過ごす施設でも取り入れやすいレクリエーション活動です。
あなたもぜひ、レクリエーションとして取り入れてみてくださいね。