高齢者に楽しんでもらえるレクリエーションを提供したい。
定番のゲーム、「しりとり」を楽しめる形でアレンジできないかなって思っていませんか?
分かります、私もただのしりとりではなく、一風変わったしりとりを提供したいと悩んでいたことがありました。
変わったしりとり、ユニークで面白そうだけど、どういったものが良いのか思いつきにくいですよね。
でも大丈夫です!
しりとりって趣向の違ったものが結構あるのです。
あなたもこれからお話しすることを聞いていただければ、面白いしりとりゲームについて知ることができます。
また、漢字を使ったものや穴埋めといったしりとりをレクリエーション活動に生かすことにより、利用者に楽しんでもらいながら、盛り上がる脳トレを提供できますよ。
それでは、少し変わったしりとりについてお話ししていきますね。
ちなみに、こちらのレクも人気があるので、参考にしてみてください。
→ 【オノマトペクイズ 】《高齢者が笑える!盛り上がる》日本語の擬音当て全30問の問題と答え!デイサービスのレクリエーションや脳トレに最適!
ユニークしりとりのやり方と盛り上げるコツは?
まず、ユニークしりとりのやり方を紹介します。
ユニークしりとりのやり方
- 4人以上のグループをつくり、1人につき5枚の紙とペンを渡します。
- スタッフがしりとりの最初の言葉をホワイトボードに提示します。
- 紙にしりとりの続きの言葉を書いてもらいます。
この時、他人と被らないように考えるように伝えておきましょう。 - 全員が答えを書き終わった後、全員で何を書いたか確認します。
- 同じ言葉を書いていた人は紙を捨て、一人しか書いていない言葉の人は紙を持っておいてもらいます。
- 2〜5をあと4回続けます。
- 最終的に手元に多くの紙を持っている人が勝ちです。
ユニークしりとりを盛り上げるコツは、制限時間を長めに持つことです。
なぜなら、短めにしてしまうと、みんな同じことを考えてしまうからです。
例えば「リンゴ」がお題だとしたら、制限時間が短いとみんな「ゴリラ」など、ありきたりな答えを書きかねません。
少し長く時間を取ることで、他の答えを出す人もいるでしょうし、あえてすんなり「ゴリラ」で書く人もいたり、性格が出やすくなります。
よって、考える時間を長めにしておきましょう。
漢字熟語しりとりのやり方と例題!盛り上げるコツは?
漢字の熟語しりとりのやり方は以下の通りです。
漢字の熟語しりとりのやり方
- お題となる熟語をホワイトボードに書き出します。
- しりとりの答えを口頭で言ってもらうか、ホワイトボードに書いてもらいます。
- 2で出た答えから、次の熟語を同様に答えてもらいます。
漢字熟語しりとりを盛り上げるために、お題を含めて、熟語ができるような漢字を何個か書き出しておきましょう。
なぜならお題だけ提示しておくと、しりとりが続かない可能性があるからです。
また、そもそも熟語が出ない可能性もあります。
例えば、人・形・成・功・名・前・後・後・退といったように、熟語になるような漢字を出しておくと、何をどうつなげればしりとりになるか考えることができます。
よって、あらかじめ熟語ができる導線となる漢字群を提示しておくことで、盛り上げやすくなります。
【高齢者脳トレ】穴埋めしりとり全3問の問題と答え
Q1 と〇→〇っ〇→〇〇ら→ら〇だ
ヒント:動物です
A1 とら→らっこ→こあら→らくだ
Q2 こ〇〇な→な〇→〇〇〇け→けー〇
ヒント:食べ物です
A2 こまつな→なし→しいたけ→けーき
Q3 た〇→〇た〇あ→あ〇〇か→か〇〇く
ヒント:国名です
A3 たい→いたりあ→あめりか→かんこく
穴埋めしりとりは穴の部分を増やしたり減らしたりすることで、難易度を変えられます。
是非工夫してみてください。
【高齢者脳トレ】穴埋め漢字しりとり全3問の問題と答え
Q1 未〇→〇場→場〇→〇容→容〇
漢字群:内・器・来・知
A1 未来→来場→場内→内容→容器
Q2 明〇→〇時→時〇→〇算→算〇
漢字群:間・数・日・計
A2 明日→日時→時計→計算→算数
Q3 〇食→食〇→〇前→前〇→〇攻
漢字群:事・後・会・年
A3 会食→食事→事前→前後→後攻
漢字穴埋めしりとりの場合は、漢字群を設けることで、高齢者の方が考えれば答えが出やすくなり、脳トレにつながりやすくなります。
今回はあえて全く関係ない漢字を入れて紹介しています。
介護現場で【しりとりゲームやクイズ】を作るコツと活かし方は?
介護現場で【しりとりゲームやクイズ】を作るコツと活かし方は、ズバリ身近なものをテーマにすることです。
なぜなら、何でもよいからしりとりやクイズを作っても、利用者様は答えられず、面白くないからです。
問題を作成する側の視点からしても、いろいろテーマがありすぎて、何を問題にすればよいか迷うことでしょう。
何でもよいからお題や問題をつくる、というのは意外と難しいものです。
そこで季節や動物といったテーマに絞ることで、利用者様が考えて答えやすくなり、脳トレに繋がります。
また、あなたも問題を作る際に考えたり調べたりしやすくなります。
よって、身近なものをテーマにすることが大事だと考えます。
さいごに
あなたにとっても利用者様にとっても身近な「しりとり」も、少し形を変えることで全く違ったレクリエーションとして活用できます。
あなたにとってはレクリエーション活動の一つとして、利用者様にとっては脳トレとして活用できるのです。
ぜひテーマを決めて、あなたなりの一風変わった「しりとり」をレクリエーションとして活かしてみてくださいね。