「高齢者に喜んでもらえる「なぞなぞ」をレクとして提供したいけど、どうしたら良いかな」
耳が遠い人でも理解しやすく、かつ盛り上がるような、なぞなぞの出し方があったらいいのにって思いませんか?
私もなぞなぞをどうやって出したら、高齢者でも理解しやすく、面白くできるのかって考えていました。
大丈夫です。
あなたのそんな悩みに役立つのがホワイトボードなのです。
ホワイトボードを上手に使うことによって、以下のようなメリットが得られるのです。
- 難聴であっても見ることで問題を理解できる
- 問題やヒントを絵などで表すことができる
- ひっかけ問題を出したときに、解説がしやすい
あなたもこれからお話しすることを聞いていただければ、そんなメリットにあふれた、面白いなぞなぞを出すことができます。
また、高齢者の方に考えることの楽しさを再認識してもらえるようになりますよ。
それでは私の選ぶホワイトボードを使ったなぞなぞについてお話ししていきますね。
ちなみに、こちらのレクも人気があるので、参考にしてみてください。
→ 【オノマトペクイズ 】《高齢者が笑える!盛り上がる》日本語の擬音当て全30問の問題と答え!デイサービスのレクリエーションや脳トレに最適!
【高齢者脳トレ】なぞなぞ!都道府県にちなんだ笑えるもの5問
Q1
田んぼがいっぱいある都道府県はどこでしょう?
ヒント:「いっぱい」を他の言葉に言い換えてみましょう。
A1 大分県(多い田)
Q2
真ん中に鹿が住んでいそうな都道府県はどこでしょう?
ヒント:都道府県の名前の真ん中に鹿(しか)がいます。
A2 石川県 (い しか わ)
Q3
自己紹介をするときに名字よりも名前を先に言う都道府県はどこでしょう?
ヒント:名前が、先です。
A3 長崎県(名が先)
Q4
文字の順番を変えてごまかしていそうな都道府県はどこでしょう?
ヒント:「ごまかし」の文字の順番を変えてみましょう。
A4 鹿児島県(かごしまを並び変えると、ごまかし)
Q5
お菓子が紙に変わってしまう都道府県はどこでしょう?
ヒント:紙の種類を考えてみましょう。菓子が変わります。
A5 香川県(菓子(かし)が和紙(わし)に、「か」が「わ」に変わります。)
【高齢者脳トレ】なぞなぞ!春夏秋冬にちなんだ笑えるもの5問
Q1
「春夏冬」と書いて何と読むでしょう?
ヒント:何かがないです。
A1 あきない(商い 秋がない)
Q2
一年に一回泳いでいる、海にも川にも池にもいないものは何でしょう?
ヒント:5月の祝日の主役です。
A2 こいのぼり
Q3
空を飛ぶタルがいます、それは何でしょう?
ヒント:お尻が光ります。
A3 ホタル
Q4
海で大きな穴が開いているのに沈まないものがあります、それは何でしょう?
ヒント:海だけではなくプールでも使うものでドーナツに似ています。
A4 浮き輪
Q5
熱湯を飲みほして私たちを温めてくれるものは何でしょう?
ヒント:口が一つ空いていて、電子レンジで温めるものもあります。
A5 湯たんぽ
【高齢者脳トレ】なぞなぞ!昭和にちなんだ笑えるもの3問
Q1
「たこ」は「たこ」でも空にあげるたこは何でしょう?
ヒント:お正月によくあげます。
A1 凧あげ
Q2
リングはリングでも昭和30年代から40年代に流行った、ボールを転がすスポーツといえば何でしょう?
ヒント:中山律子さんが有名です。
A2 ボウリング(ボーリング)
Q3
一本の紐を使って東京タワーを作ることが遊びがありますが、どんな遊びでしょう?
ヒント:何かを取ります
A3 あやとり
【高齢者脳トレ】なぞなぞ!ひっかけで笑えるもの5問
Q1
Aさんは1束、Bさんは3束の花束を持っています。二つを合わせると何束になるでしょう?
ヒント:足し算ではありません。
A1 一束(フタタ場を一つにしても、一束です)
Q2
荷物を沢山乗せた宅急便の車が急カーブで何かを落としました。何を落としたのでしょうか?
ヒント:荷物は落としていません。事故防止のためには?
A2 スピード
Q3
若者が電車の中で席に座っていたところ、体が不自由な人が電車に乗ってきました。しかし席を譲りません、なぜでしょう?
ヒント:若者が非常識だったり、ケガなどをしているわけではありません。
A3 席がたくさん空いているから
Q4
「AからZ」は何文字あるでしょう?
ヒント:ABCと数えるわけではありません。
A4 4文字 (アルファベットの数は聞いていません)
Q5
Q5 答えは簡単です。9×9は?
ヒント:掛け算をするわけではありません。
A5 簡単 (答えは「簡単」ですとあります)
【デイサービス向き】なぞなぞの作り方のコツは?
なぞなぞを作る時には、答えを決めてから作りましょう。
特にデイサービスで出す問題の場合、高齢者の馴染みのある答えを選ぶとよいでしょう。
なぜなら問題文を先に作ろうとすれば、答えが複数選べてしまったり、答えにたどり着かない、どっちつかずな問題になりかねないからです。
例えば「赤い果物・甘い」というキーワードで問題を作ろうとすれば、リンゴやイチゴなど多数の答えが出てきてしまいます。
でも、「リンゴ」を答えにしようとすれば、赤くて皮がついていて品種によっては青いものもあるという風に、答えにつなげる問題文に誘導しやすくなります。
よって、答えをあらかじめ決めておいて問題文を作っていくことで、簡単になぞなぞを作りやすくなります。
介護現場で【なぞなぞ】を盛り上げるコツと活かし方は?
デイサービスでなぞなぞを作る時には、必ず参加者が知っている解答にしましょう。
あなたがいくら面白そうななぞなぞを思いついたといっても、あなただけしか知らないなぞなぞを出しても楽しんでもらえませんよね?
高齢者になじみ深い食べ物や、有名な国名、時代などを問題にすることで、多少難しい問題を作成しても答えにたどり着くことができるようになります。
また、例え答えがわからない難問だったとしても、「なるほど」と納得して楽しんでもらえる、といったことがあります。
よって、問題作成の際には高齢者がよく知っている答えを選ぶことが重要です。
余力があればがあれば、答えに対するうんちく等があれば、なおよいでしょう。
高齢者の脳トレ「なぞなぞ」のさいごに
なぞなぞというのは、答えが分かると達成感を感じられて面白いものです。
でも、実は考えているという「その時間」こそが、頭を使うためには一番良いのです。
ぜひあなたも高齢者に対して、簡単な問題から出題し、ちょっと難しい問題を出してあげてくださいね。
ただ問題や答えを聞くだけでは、なかなか記憶は残りません。
ホワイトボードの問題文やヒントの絵を見て、よく考えてもらって、答えを話してみてください。
きっと考えることの楽しさを再認識していただけますよ。