防災グッズを揃えたいのですが、女性なら何が必要なのか?がわかりません。
持ち物リストを教えてもらえませんか?
地震や大雨などの自然災害に備えて、防災グッズの備えは万全にしておきたいですよね。
食料や飲料水はもちろんですが、女性だからこそ必要になってくる、備えておきたいものも多くあります。
一般的な防災グッズの備えは出来ていても、いざ避難した後で「これも用意しておくんだった!」となっては悲しいですからね。
最近では女性向けと銘打った防災セットも販売されていますが、具体的には何があると良いのでしょうか?
今回は防災グッズの中でも特に「女性に必要なもの」にフォーカスしました。
避難経験者が実際に役立ったと感じたもの、いらなかったものなどをご紹介していきます。
ぜひあなたの家の備えと見比べてみてくださいね。
女性向け防災グッズで「実際に役に立ったもの」4つ!
まず最初に、女性向け防災グッズで実際に役に立ったものをご紹介します。
①生理用品・サニタリー用袋
女性ならではの生理用品は、準備するのを忘れがち。
災害はいつ起こるか分からない上に、普段と違うストレス環境に置かれることでホルモンバランスが乱れ、生理周期が変わる可能性も十分考えられます。
避難所の備蓄や救援物資で届くことも考えられますが、どのぐらいあるのか分からないものを頼りにするよりも、普段使い慣れているものを用意して、少しでもストレスを軽減できるようにしておきましょう。
また、避難所ではトイレが混み合うことが予想され、そのトイレ自体も仮設トイレということがほとんどです。
仮設トイレにサニタリーBOXが設置されることはほぼありません。
避難所の衛生管理とマナーを守るために、サニタリー用の袋も一緒に用意しておくよう心がけましょう。
②野菜ジュース
避難所で配られる食料は水やお茶、菓子パンなどが多く、栄養バランスが偏りがちです。
野菜不足は肌荒れの他、腸内環境が悪化して便秘や下痢の原因にもなります。
災害時に生の野菜を摂取するのは難しいので、野菜ジュースを備えておくようにしましょう。
同じものを食べ続けて飽きてきた時のリフレッシュ効果も期待できます。
③ボディーシート・ドライシャンプー
避難所生活に入ると、体を清潔に保つためのシャワーやお風呂も満足に入りにくいことが考えられます。
特に女性の場合は臭いや汗によるベタつきが気になりやすいですよね。
汗をかきやすい季節でなくとも、ボディーシートがあるといざという時に身体を拭いてシャワー代わりにすることができます。
量が多く入っている大容量タイプがあると便利ですが、長期間放置しすぎるとシートが乾いて使えなくなってしまうので、こまめに点検すると良いでしょう。
また、水を使わずに髪を清潔に保てるドライシャンプーも一つあると便利です。
こちらはシートタイプやスプレータイプなど、さまざまなものがあるので、自分の用途や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
④マウスウォッシュ・歯磨きタブレット
水の使用量が制限される避難所生活では、歯磨きも満足にしにくくなります。
しかし、虫歯や口臭を防ぐためにも、口の中はできるだけ清潔に保っておきたいところ。
- 口をゆすぐだけで使えるマウスウォッシュ
- 拭くだけで使える歯磨き用シート
- 水の使用量を抑えられるタブレットタイプの歯磨き粉
などがあると便利でしょう。
女性向け防災グッズで「いらなかったもの」3つ
今度は反対に、「これはいらなかったかな」「あってもあまり使えなかったな」というものをご紹介します。
①貯水タンク
飲料水としても身の回りを清潔に保つためにも必要不可欠な水。
しかし、あまり大きなものを用意してしまっても重くて持ち運べなかったり、かさばって邪魔になってしまったりといったケースがありました。
女性ならなおのこと、大きすぎるものを用意しても運びにくくなるでしょう。
避難時の持ち運びや給水所への往復も考えて、大きくても2リットル程度の大きさにしておくのが無難と言えます。
②ロープ
防災グッズとしてよく候補に挙げられるロープ。
何かを縛ったり持ち上げたりするときに使えるものですが、正しく扱うには専門知識と訓練が必要になります。
女性の場合だと、太いロープは固く縛るのが難しいこともあり、優先度はかなり低くなります。
何かを縛っておくことを想定する場合は、ビニールテープやガムテープなどがあれば事足りるでしょう。
③コンパス
こちらもロープと同じく、防災グッズとしてよく候補に挙げられます。
しかし、現代ではスマホで使える地図アプリやコンパスアプリが多くあります。
移動するときは連絡手段も兼ねてスマホを充電した上で移動する場合が多いため、コンパスそのものを必要とするケースはあまりないでしょう。
災害時に被災地で使えるWi-Fiサービスも始まってきているので、スマホが全く使えない!というケースは今後さらに減ってくるかと考えられます。
それでもスマホのインターネットが使えないことを想定するのであれば、オフラインで使える地図アプリやコンパスアプリをスマホにダウンロードしておくようにしましょう。
家族全員が必要最低限揃えておきたい防災グッズ4つ
ここまで、災害時に実際に役立ったものといらなかったものをそれぞれご紹介してきました。
改めて、家族全員で揃えておきたいものをご紹介します。
①水・食料
何よりも水と食料の確保は大事。
保存が可能な
- 缶詰
- レトルト食品
- 水
- 野菜ジュース
- ドライフルーツ
- ナッツ
などがオススメです。
賞味期限が長めのものがあるので、家族分を揃えておきましょう。
また、給水所で水をもらうことも想定して、2リットルほどの給水タンクもあると良いでしょう。
②ウェットティッシュ
水がどうしても足りない時の代用品として使えます。
身体を清潔に保つ以外の用途にも使うのであれば、ボディーシートではなくウェットティッシュを用意しておくと良いでしょう。
③モバイルバッテリー
停電時などに備えて、予備の電源があると非常に安心です。
アウトドア用などの大きな発電機はなかなか用意が難しいですが、スマホなどに使えるモバイルバッテリーであれば簡単に用意ができますよね。
ソーラー充電式や手回し式などであれば、繰り返し使うことも簡単にできるようになります。
④懐中電灯
停電などで明かりが制限される時、家族分の懐中電灯があると安心です。
懐中電灯の上に水が入ったペットボトルを置くと、光が乱反射して周囲を照らすランタンとしても使えます。
電池を入れ替えるタイプよりも、充電して繰り返し使えるものがあるとより安心して使えますね。
また、お母さんや娘さんがいるのであれば、生理用品も一緒に用意しておきたいところです。
やっていてよかった!防災グッズ以外に家族で備えておくことは?
最後に、防災グッズ以外の備えについて。
万が一災害が起きた時のため、自宅や職場近くの避難所と経路を確認しておくと良いでしょう。
家族と別々に被災した場合も想定して、集合場所なども決めておくと良いかもしれません。
- ドコモやソフトバンクなどの大手キャリアが提供する災害用伝言サービス
- NTT東日本が提供する災害用伝言板「Web171」
などもあるので、緊急時に使うためにもお互いに共有しておきましょう。
「女性向け防災グッズについて」のさいごに
災害はいつ起こるか分からない以上、日頃から備えておくのが大事になります。
ぜひご家族とも一緒に、自分達の防災への備えは大丈夫か確認してみてくださいね。