車載用の防災グッズは最低限何を揃えておけばいいですか?
車なので、食料品は腐らないか不安なんですが…
東日本大震災や大雨による被害も記憶に新しく、万が一に備えて自宅に防災グッズを入れたカバンを用意していることでしょう。
しかし、自宅の備えはできていても、車の備えはできていますか?
通勤やお子さんの送り迎えなどで、車を使う機会が多い場合、車に乗っている時に被災する可能性もありますよね。
また、家族でレジャーなどに出かけてる時に被災して、家に帰れなくなる場合も考えられます。
そんな時、車にも防災グッズが積んであれば安心ですし、気持ちが楽になると思いませんか?
「そうは言っても、車に何を載せておけばいいのか分からない…」という方もご安心ください。
今回は
- 車に最低限載せておきたい防災グッズリストのご紹介
- 車に防災グッズを積む時に注意が必要なこと
これらについてお伝えしていきます。
ちなみに防災グッズを入れるカバンは大丈夫ですか?
こちらの記事も参考にどうぞ。
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車載用防災グッズ!100均で揃えられる最低限のもの4つ!
最初に、100均で簡単に揃えられる防災グッズで、最低限車に載せておきたいおすすめのものをご紹介します。
車載用防災グッズ1:アルミブランケット
保温・防水・防風性能を持ち、軽くてコンパクトに折り畳んでおけるので、車のダッシュボードの収納スペースに一つ入れておくと安心感が増します。
季節やお住まいの地域によっては、より保温性の優れたブランケットに入れ替えておくのもありでしょう。
車載用防災グッズ2:携帯用簡易トイレ
凝固剤で尿を固めるタイプのものをいくつか置いておきましょう。
災害時はもちろん、高速道路や渋滞の時にお子さんが突然「トイレに行きたい」と言い出した時も安心です。
車載用防災グッズ3:ワークライト
懐中電灯でも良いですが、手に持つ以外にもマグネットで壁に固定する・フックに引っ掛ける・置いて使うといった使い方が出来るものがダイソーで550円で売っています。
夜間に車内の照明としても使える他、車外に出て作業する時にも、車のボディにマグネットで貼り付けておけます。
ですので、手が空いて作業に集中できますよ。
車載用防災グッズ4:ホイッスル
被災して車内に閉じ込められてしまった時、ホイッスルを使って大きな音を出します。
これにより「車内に人がいます」ということを外へ知らせることができます。
声を出すよりも体力を温存しておけるので、一つ備えておきましょう。
車載用防災グッズ!100均で揃えられない最低限のもの3つ!
続いて、100均では揃えられませんが、それでも車に載せておきたいおすすめの防災グッズをご紹介します。
(100均以外)車載用防災グッズ1:工具類
阪神淡路大震災の時、倒壊した家屋などから助け出された人のうち、自衛隊や救助隊ではなく、家族や近所の人たちが協力して助け出された人が9割近くいたことをご存知ですか?
タイヤ交換などの時に、車を持ち上げるためのパンタグラフジャッキは、瓦礫など他の重いものを持ち上げる時にも使えます。
ジャッキの他に、レンチやドライバーなども一緒に備えておくと良いでしょう。
(100均以外)車載用防災グッズ2:緊急脱出用ハンマー
シートベルトを切るカッターと、窓ガラスを内側から割るためのハンマーが一緒になっているのが、緊急脱出用ハンマーです。
被災時以外にも事故などで、ドアが歪んで開けられなくなってしまった場合にも使うため、車に一つ積んでおくと良いでしょう。
両面テープなどでシートの側面に貼り付けておけるものもあるので、すぐ取り出せる場所に置いておくようにしてくださいね。
(100均以外)車載用防災グッズ3:ヘルメットや防災ずきんなど、頭を守るもの
震災などの時は思いも寄らない落下物が落ちてくることがあります。
頭(脳)は傷付くと重大な事態に陥りやすい部位であるにも関わらず、立っている時に上から物が降ってきたら一番被害を受けやすい部位でもあります。
自宅での備えの他にも、車にも載せておきたいものの一つです。
非常食や水は積みっぱなしでも大丈夫?
「ここまでいろんなものを積んでおくなら、ついでに非常食や飲料水も積んでおけばバッチリだよね!」
あなたもこう思うかもしれませんね。
確かに車にも非常食や水を積んでおくのは安心感がグッと増します。
でも普通の自宅の備えと同じものではいけません。
非常食は一度積んだら積みっぱなしにされるかと思います。
しかし真夏の車内は温度が50度以上になるため、常温保存を想定されている普通の食材では傷んだり、腐ったりしてしまいます。
車に非常食や飲料水を積む場合、保存対応温度に注意しなければなりません。
例えば「The Next Dekade」という防災関連メーカーが販売している
- 「7年保存クッキー」
- 「7年保存水」
これらは、マイナス20度から80度まで保存しておけるようになっています。
これなら車に積んでおくことができるため、おすすめですね。
車に積んではいけない・積まない方がいい防災グッズは?
食材や水を積む場合は注意が必要なことはお分かりいただけたと思います。
他にも車に積むのは控えた方がいい、むしろ積んではいけないものもあります。
例えば、
懐中電灯の替えの電池、モバイルバッテリーなどの電池類。
先ほどもお話しした通り、真夏の車内は50度以上になります。
電池類を高音下に放置すると、液漏れ、発熱、発火の恐れがあります。
破裂したり爆発したりする可能性もあり、大変危険です。
ですので、替えの電池やモバイルバッテリーはカバンに入れて持ち運ぶようにしておきましょう。
他にも
ペットボトルやスプレー缶など
密閉された容器は高音になると中の空気が膨張し、破裂する可能性があるので、車には積み込まないようにしましょう。
「車載用防災グッズについて」のさいごに
車に防災グッズを載せる場合は、自宅とはまた違った備えが必要になってくることがお分かりいただけたと思います。
あなたがご家庭で車を使う機会が多いなら、この記事のリストを参考に、車の備えを見直してみてくださいね。