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慣用句「合わせる顔がない」の意味や由来、使い方が簡単にわかる!例文や具体例で小学生でもわかりやすく解説!

慣用句 合わせる顔がない 意味

 

「合わせる顔がないとは、どういう気持ちなの?」

 

「合わせる顔がない」という言葉を、あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

何となく、「他の人に会いづらいときに使うんだろうな」とは想像できます。

でも、本来の意味や使い方はどの様になるのでしょう。

 

ここでは、「合わせる顔がない」の意味や由来などについて詳しく解説していきます。

この慣用句は使う機会も多いので、この機会に知っておくと便利かもしれませんね。

 

 

「合わせる顔がない」の意味や語源は?間違い例と正しい例は?

 

「合わせる顔がない」は

  • 面目なく、申し訳なくてその人に会いに行けない。その人の前に出られない

という意味になります。

 

自分が自信をもってやったことが失敗して、周りに迷惑をかけてしまったり、大見得切って約束したことが出来なかった時などに、相手に対して思う気持ちを表します。

 

例えば、

  • サッカーで自分から志願してPKで蹴らしてもらったのに外してしまった
  • 入学試験の出来が良かったと皆に言って回ったのに、結果は不合格だった

といった様な状況が、「合わせる顔がない」になります。

 

「合わせる顔がない」は、「申し訳ない」「面目ない」という時の心情が語源となっています。

 

大事なことに失敗したり、大きな迷惑をかけたときは、

  • 「どんな顔で相手の顔を見ればいいのかな」
  • 「相手の顔をまともに見ることはできないな」

という気持ちになります。

 

その様な心情から

  • 顔を合わせられない=合わせる顔がない

という言葉になったと言われています。

 

本来、人に出会う時は「会う」という表記になりますが、「合わせる顔がない」の場合は上記のような由来のため、

  • 「面と向かい合えない」

という意味があるので「合う」という表記になります。

 

ですので、

  • 「会わせる顔がない」

という表記は間違いになります。

 

例文

  • 「この様な無様な試合をして、ファンの方に合わせる顔がありません」
  • 「ずる休みがばれたので、友達や先生に合わせる顔がない」
  • 「大会前に怪我をしてしまって、チームメイトに合わせる顔がない」

 

これらのように、自分が相手に対して申し訳ない、面目ないと思っている時に使います。

 

 

「合わせる顔がない」の類語、言い回し、対義語は?英語では何ていう?

 

「合わせる顔がない」と同じような意味の言葉として、「ばつが悪い」があります。

 

「ばつが悪い」は

  • きまりが悪い、ぐあいが悪い

という意味になります。

 

例文

  • 「誰もいないと思い鼻歌を歌っていたら、知らない人に聞かれてばつが悪かった」
  • 「ばつが悪いことに、思い切りあくびをしたところを見られてしまった」

 

このように使い、

  • 恥ずかしかったり、不都合な気持ちになって、その場に居づらくなる

ような状況の時に使われます。

 

ちなみに、「ばつが悪い」は「場の都合が悪い」の略になるので、「罰が悪い」と書くのは間違いです。

 

「申し訳が立たない」も「合わせる顔がない」と同じような意味の言葉になります。

 

「申し訳が立たない」は

  • 自分がとった行動について説明や弁解が出来ない

という意味になります。

 

相手に迷惑や負担をかけて、いくら言い訳や弁解をしても許されない、というようなことをしたときに使い、相手に対する申し訳ない気持ちの強さを表現できます。

 

「合わせる顔がない」の対義語としては、「申し開きが立つ」があります。

 

「申し開き」とは

  • 自分が正しいこと、そうせざるを得なかったことを説明する

という意味です。

 

「立つ」は「成立する」「成り立つ」の「立つ」になります。

 

ですので、「申し開きが立つ」は

  • 弁明や潔白が受け入れられる

といった意味になります。

 

失敗したことに対しての弁明や釈明が受け入れられれば、相手と顔を合わせることもできますね。

 

「合わせる顔がない」の英訳として、

  • 「I can’t face〜」

があります。

この場合の「face」は「顔」ではなく、「向き合う」「対面する」という意味の動詞になり、

  • 「~に向き合えない」=「~に顔を合わせられない」

と言う意味になります。

 

また、

  • 「ashamed to look」

も「合わせる顔がない」の英訳になります。

 

「ashamed」は

  • ~したくなくて、潔しとしなくて

という意味になるので、

「I am ashamed to look you in the face」は

「私はあなたに会うのを潔しとしない」=「私はあなたに会わせる顔がない」

といった訳になります。

 

 

「合わせる顔がない」と「顔向けできない」「どの面下げて」の違いは?

 

「合わせる顔がない」と同じような意味の言葉に「顔向けできない」があります。

  • 恥ずかしくて人に会えない、顔向けができない

という意味になり、「顔を合わせられない」という意味の「合わせる顔がない」と同じように使うことが出来ます。

 

例文

  • 「赤点を取ったことが恥ずかしくて、皆に顔向けできない」
  • 「私の軽率な行動のせいで、家族が世間に顔向けできなくなってしまった」
  • 「メダルを取れずに帰国したら、国民に顔向けできない」

 

このように使います。

  • 自分の失敗で周りに迷惑をかけてしまい、「顔を合わせられない」

という使い方の「合わせる顔がない」よりも

  • 「恥ずかしさ」や「申し訳なさ」が大きくて「顔を合わせられない」

という使い方をするのが、「顔向けできない」になります。

 

また、「どの面下げて」も同じような意味があります。

「どの面下げて」は

  • 何の面目があって、よくも恥ずかしくなく

という意味があり、

  • 相手目線では「なんて厚かましい」
  • 自分目線では「面目が立たない」

といった意味合いの表現になります。

 

例文

  • 「何の成果も出ていないのに予算をあげてくれとは、どの面下げて言いに来たのか」
  • 「子どもにきつくあたっている人が、どの面下げて親権を主張しているんだ」

などのように使い、「合わせる顔がない」と違い、

  • 相手を罵って言う場合

に使われるのが「どの面下げて」になります。

 

 

さいごに

 

「合わせる顔がない」の意味や由来などについて解説してきました。

 

人に対して悪いことをしてしまい「合わせる顔がない」状況になってしまったら、意固地にならず、まず素直に謝ることが人間関係を良好にする秘訣かもしれませんね。

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