「ターキーってどういう意味?」
「ターキーの次はなんて言う?」
ボウリングのプレイ中には必ずといっていいほど出てくる疑問です。
ストライク、ダブル、ここまではいいとして、なんでいきなりターキー(七面鳥)が出てくるんでしょうか?
今回はそんな疑問を解消していきましょう!
またターキー(以上)が出たときのスコアの計算方法もついでに知っておくと、ボウリングをもっと楽しむことができますよ。
今ではコンピュータが勝手にスコアを付けてくれるとは言え、自分でスコアを計算できれば、そのゲームの予想が出来るようになるからです。
ぜひ最後まで読んでいただき、ボウリングプレイ中の会話にお役立てくださいね。
それではどうぞ。
ターキーの次は?スコアはどうなるの?
ボウリングにおいて、1投目で10本のピンをすべて倒せば「ストライク」です。
だいたい初心者、もしくはたまにしかボウリングをやらない人にとって、1ゲームに2~3回ストライクが出ればいいほうです。
3連続ストライクなんて、ボウリングの神様が一瞬あなたの手に降臨したかと思えるほど珍しいです。
だからスコア画面に「TURKEY!」と表示されると、最初は「??どういうこと?」ってなるんですよね。
ボウリングって、ルールや用語が独特。
まず2連続でストライクが出れば「ダブル」。
3連続なら「ターキー」。
これ以上の連続ストライクはなかなか出ることはないけど、もし出た場合、なんて言えばいいのか?
ちょっと疑問に思いますよね。
そこで連続ストライクの呼び名を下の表にまとめてみました。
連続ストライクの言い方
ストライクの連続数 | 一般的な名称 | 別の言い方 |
1 | ストライク | |
2 | ダブル | バック・トゥ・バック・ジャック (back-to-back jack) |
3 | トリプル | ターキー (turkey) |
4 | フォース | フォーバーガーまたはハムボーン |
5 | フィフス | ファイブバーガーまたはヤッツィー |
6 | シックスス | シックスパック |
7 | セブンス | セブンパック |
8 | エイトス | エイトパック |
9 | ナインス | ナインインスロー |
10 | テンス | テンインスロー |
11 | イレブンス | イレブンインスロー |
12 | パーフェクト |
やっぱりと言っていいのかな。
ターキーの正式名称は「トリプル」なんですね。
でも圧倒的に世の中では「ターキー」が浸透していて、当たり前になっています。
ちなみにダブルの別名「back-to-back jack」は、野球で言うと「連続満塁ホームラン」のことなんですって。
また4連続ストライク以降も、ハムボーン(骨付きの豚肉)だったり、ヤッツィー(5つのサイコロを振るゲーム)など、別名はあるにはあるけど、日本ではほとんど浸透していません。
ですからあなたも、単純に4th、5th、6th・・・と呼んでOKです。
あえて別名で呼んでもかっこいいけどね。
ターキーを取った時スコアはどうなるの?
実際ターキーを出すのはすごいことなんだけど、なにがどうすごいんでしょうか?
その一つがスコアが飛躍的に伸びること。
ですのでスコアの計算方法を覚えておいて、ターキーのすごさを実感しましょう!
といっても簡単なので、安心してくださいね。
「ストライクを取れば、その後2投分の点数が加算される」
このルールだけ覚えておけばカンタンです。
実際スコアを付けてくれるコンピュータを観察してみるとよくわかるんですが、ストライクを取った時点では、まだそのフレームの点数は空欄のままです。
ルールにある「ストライクの後の2投分の点数」がまだ未定だからです。
でもターキーが成立した時点では、1個めのストライクから見ると、後2投分がすべてストライクですよね。
ですからスコアは、1個めのストライクの10点に、後の2個のストライクの20点が加算されて、合計30点になるというわけ。
簡単ですよね。
さてここまでターキーに代表される連続ストライクの呼び方について見てきました。
でも素朴に思うんですけど、なぜターキーという独特の呼び名になったのでしょうか?
気になるターキーという呼び名の由来については、次の章で詳しく見ていきましょう。
ターキーの由来は?
ターキーを英語で書くと”turkey”
七面鳥って意味なんです。
ボウリングなのになんで鳥?なにか関係あるの?って思いますよね。
ゴルフでも「バーディ」とか「アルバトロス」とか鳥に関する用語が使われてるし。
なんか由来があるのかな?と思ってしまいます。
よくよく調べてみると、その昔、「3連続ストライクを出したら、ボウリング場から七面鳥が振る舞われた」からだとか。
この説が一番有力だそうです。
この説のほかにも・・・
- インディアンが1本の矢で3羽の七面鳥を射止めたことになぞらえて
- 3つ並んだストライクのマークが、羽を広げた七面鳥に似ていることから
こんな説もあります。
あなたはどの説が一番しっくりきますか?
私はやっぱり「七面鳥が振る舞われた」説がしっくりきますね。
なぜなら昔は3連続ストライクを出すことは、相当難しかったのだろうと想像できるからです。
現在のボウリングの環境は、昔に比べるとかなり良くなっています。
レーンの状態、ボウリングのボール、シューズ、グッズしかり。
今でこそターキーを出すのはそんなに珍しくないかもしれません。
実際私も長い間ボウリングを続けていますが、ボウリングを始めた当時は、やはりストライクがなかなか続かなかった記憶があります。
単に技術が足りなかっただけなのかもしれません。
でも環境、例えばレーンの材質も木製でした。
ボールもノーマルウレタンで、今ほどの選択肢はなかったです。
実際にボウリング場のアマチュアのトップクラスでも、月間アベレージが200以上を出す人は、数えるほどしかいませんでした。
アベレージ200以上はそれほど珍しくない今では、こんな状況なんて思いもよらないのではないでしょうか?
ですから、たった3連続で高価な七面鳥が振る舞われたということは、それほど出すのが難しかったのだろうと想像できます。
専用の呼び名が付くくらい、ボウリングでは、ターキーは特別な存在だったんですね。
さいごに
では今までのことをまとめておきますね。
まとめ
- 連続ストライクの中で、特別な呼び名が一般的になっているのはターキーだけ
- ターキーは「3連続ストライクを出すと七面鳥が振る舞われた」ことに由来する
ちなみにボウリングでターキーを出すことって、一般的にすごいのでしょうか?
確かにターキー(以上)を意図的に出せるようになれば、かなり上級者のレベルですね。
なぜなら1ゲームのスコアが200以上ということは、少なくともノーミスかつ、ダブルもしくはターキーが、最低でも1回必要だからです。
このレベルだったら、彼女に少しドヤ顔してもいいですよ。
今回のテーマ、「ターキーの次の呼び名」「ターキーの由来」を知ったことで、会話が弾んでますますボウリングが楽しめたのなら、私も嬉しいです。