動的ストレッチと静的ストレッチ、どの場面でどっちを選択して行えばいいかなんて、正直難しいですよね?
私も以前はどうやって使い分ければいいか分りませんでした。
そこで今回は、
- 動的ストレッチのメリット・デメリットは?
- 静的ストレッチのメリット・デメリットは?
- 動的・静的ストレッチの行うタイミングは?
- なぜ動的・静的ストレッチを使い分けるの?目的は?
これらのあなたの悩みについて、わかりやすくお答えします。
動的ストレッチのメリットとデメリットは?
まず、動的ストレッチのメリットは、怪我の予防や次の行動(スポーツや力仕事)のしやすさです。
動的ストレッチは、
- 筋肉や筋の伸び縮みと関節を動かす動作を連続して行う
- 心拍数が上がって血流がよくなる
- 身体が温まる
- 身体全体が動きやすくなる
このような流れがあるので、怪我の予防にもなるし、次の行動がしやすくなるのです。
よく、朝にラジオ体操や屈伸運動、アキレス腱伸ばしの柔軟運動をするのは、まさにこのことですね。
一方デメリットは、スポーツ後だったり、就寝する前は向かないことです。
なぜなら心拍数を上げて身体を温めることになるからです。
また、怪我の予防や体温の上昇を促すといっても、激しく行ったり、無理にグイグイ行ってしまうと逆に関節や筋肉を痛めてしまいます。
私もウォーミングアップになるからといって、結構激しくストレッチを行ったことがありました。
その時はやりすぎて痛みが出てしまいました。
静的ストレッチのメリットとデメリットは?
まず静的ストレッチのメリットは、身体の関節の可動域の向上と、リラックス出来ることです。
動的ストレッチと違って、筋肉や筋を一定時間伸ばしたままキープするので、緊張状態をほぐし、落ち着かせるからです。
身体を柔らかい状態で維持するために、お風呂上がりに柔軟を行ってるのは、このメリットを活かせるからですね。
一方デメリットは、スポーツや力仕事を行う前は向かないことです。
筋肉や筋の伸縮運動がないため、身体が温まらないからです。
また、入念に行ってしまうことで、筋肉の収縮性やパフォーマンスの低下につながる結果も出ています。
このため、スポーツでは思うように結果が残せない場合もあります。
動的ストレッチと静的ストレッチの比較
ストレッチを行うタイミングを比較
動的ストレッチと静的ストレッチを行うタイミングを比べてみました。
動的ストレッチ
- 起床直後
- 運動前
静的ストレッチ
- 運動後
- お風呂あがり
がいいとされています。
起床直後や運動前は身体の筋肉が硬いので、体温を上げ筋肉を柔らかくしてあげるには動的ストレッチがいいですね。
また運動後や仕事終わりは、身体を酷使して筋肉が緊張状態にあるので、筋肉をゆっくり伸ばしてあげて和らげてあげる静的ストレッチがいいです。
ストレッチを行う目的を比較
次に、動的ストレッチと静的ストレッチを行う目的を比べてみました。
動的ストレッチ
- 運動時のパフォーマンスの発揮
- 体温上昇
- 血液循環をよくする
- 関節可動域の向上
- 怪我の予防
静的ストレッチ
- 筋肉の緊張状態を和らげる
- リラックス
- 関節可動域の向上
ストレッチなので、どちらも関節の可動域は向上します。
どちらが効果的かというと、静的ストレッチがより効果的ですね。
私自身も身体が硬かったので、お風呂あがりに静的ストレッチを行っています。
はじめは足を広げても90度開くか開かないかだったんです。
でも静的ストレッチを継続していると、今では90度以上開くようになり、身体が柔らかくなりました。
ストレッチの難易度を比較
動的ストレッチの代表的なものがラジオ体操です。
ラジオ体操は、約3分間で簡単な身体の動きで行えます。
静的ストレッチも、座っての動作がほとんどですので、ストレッチ自体の難しさはそれほどありません。
ただ、私の気持ちの面でお伝えすると、静的ストレッチの方が始めは難しく感じるかもしれません。
ストレッチを行う目的にもあるように、身体を柔らかくしたいと思って始めると、中々思ったように体が柔らかくならないと思ってしまうからです。
本当は、徐々に身体は柔らかくなっていってるのですが…
要するに、静的ストレッチの方が効果を体感しづらいです。
なので、静的ストレッチの方が気持ちの面では難しく感じますね。
さいごに
動的ストレッチも静的ストレッチも、あなたの生活の中でふさわしい場面で取り組めば、両方とも身体にはとてもプラスになります。
「身体を柔らかくしたいと思いやってみた、でも寝る前だけやっていても思うようにいかない!」
と感じるのであれば、朝に動的ストレッチを取り入れてみてください。
動的ストレッチも静的ストレッチも両方行うことで、片方の時よりも効果は向上しますよ。
あなたの身体の調子もよくなりますし、効果も期待できますので、継続して取り入れていってくださいね。