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中学生

沸騰石ってなんだっけ?実験で使う理由を解明!

2018-04-13

沸騰石を使った実験

 

あなたは沸騰石という石を
覚えていますか?

中学生の時の理科の授業で
勉強しますよね。

実験の時も使っていた
記憶があると思います。

 

この沸騰石、
あなたはどういった役割を
持っているか記憶にありますか?

私も学生の時は覚えていたのに、
20歳になった今では
もう忘れてしまいました(-_-;)

あなたもこの記事を
読んでいるという事は、
沸騰石がどういうものかを
忘れてしまったのでしょう。

今回は沸騰石について
詳しく解説していきます!

 

 

沸騰石の役目

 

沸騰石の役割は端的に言うと
突沸を防ぐためです。

そもそも突沸がなんなのかが、
おそらくピンと
来ていないと思います。

沸騰石という名前なのに
突沸を防ぐってのも疑問ですよね。

 

突沸とは沸点以上の
温度になっている液体が
突発的に激しい沸騰を
起こす現象です。

これだけだと少し
理解しにくいと思うので、
分かりやすく説明します。

そもそも沸騰というのは
液体が沸点に達した時に
起こるもの。

沸点は液体によって違いますが、
水なら100℃になった時ですね。

これはあまり知られて
いないのかも知れませんが、
実は沸騰は沸点に達したら
必ず起こるものではないのです。

 

液体によっては沸点に達しても
沸騰しない場合もあります。

水は非常に
沸騰しやすい液体なので、
あまりピンと来ない
かもしれません。

しかし理科の実験では
水以外の液体を
使うことがあります。

中学生であればエタノール
代表例ではないでしょうか!

ちなみにエタノールの沸点は
78.3℃と水よりも低いんですよ~。

 

突沸は危険!

 

沸点を超えたのに
沸騰しない状態になると、
液体は過熱状態
なってしまいます。

本来であれば
液体は沸点に達すると、
気泡を生み出して
過熱状態になるのを抑えます。

しかし液体によっては
この気泡が中々生まれない
場合もあります。

こういった場合に
過熱状態になるのです。

 

過熱状態になった
液体は大変危険

温度を下げるために
ちょっとした衝撃で、
爆発のような気泡を
生み出す場合があるのです。

これが突沸ですね。

高温の液体が
爆発のように飛び散るので、
近くにいる人は
火傷してしまう
可能性があります。

他にも試験管が割れたりして、
危ないことづくめ。

それを抑えるために
使うのが沸騰石なのです。

 

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沸騰石で突沸が抑えられる理由

 

なぜ沸騰石を入れるだけで
突沸が抑えられるのか。

次はこの秘密について
詳しく書いて
いきたいと思います。

 

まず前提に沸騰石は
ただの石ではありません。

その辺に転がっている石とは、
似ても似つかないものです。

沸騰石は表面を
よく見てみると、
小さな穴がプツプツと
空いているのです。

その小さい穴には
微量の空気が含まれています。

この微量の空気が
突沸を抑えるヒミツです!

 

沸騰は気泡が生み出される
事によって起こると
先ほど説明しました。

突沸はその気泡が
生み出されない事によって
起こる現象です。

沸騰石には空気が
含まれているので、
液体の中に入れる事で
液体内に気泡を生み出します。

すると液体は沸点に達した時、
必ず沸騰が起こるのです。

沸騰が起きるという事は
突沸は起こらないという訳です。

なので授業では安全のために、
液体を熱するといった
実験に沸騰石を使用するのです。

 

まとめ

 

沸騰石のヒミツ、
いかがでしたか?

最後に沸騰石の特徴を
まとめたいと思います。

 

  • 沸騰石は液体の突沸を抑えるためのもの。
  • 突沸は沸騰できない液体が
    衝撃などによって爆発してしまう事。
  • 突沸が起こると火傷や怪我の可能性がある。
  • 沸騰石には小さな穴がいくつも空いている。
  • 穴に含まれている空気によって突沸を抑えている。

 

この記事がみなさんの
役に立てたなら何よりです。

 

-中学生