バイクにもabs付いてるものと付いてないのがあるけど、後から付けたり出来るのでしょうか?
バイク初心者のあなたは、こう思うことありますよね?
- absの設定がない車両にも後から取り付けできるのか?
- 後付けできるなら、値段やメリットやデメリットは?
- abs付きの車両は取り外しができるのか?
すごく気になる事だと思います。
absはライダーにとって、すごくいい機能ですからね。
そこで今回は、absの取り付けや取り外しについて、わかりやすくお伝えしていきます!
バイクを査定したい時は
バイクのabsは後から取り付けや取り外しできる?
結論ですが、取り付け、取り外しは不可能です。
何故かというと、absはECUというコンピューター内に作動する、作動を止めるというプログラムが組み込まれているためです。
absの付いたバイクからabsを取り外そうとします。
そうすると、タイヤについているabsセンサーだけ外せば良い、というわけではないんですよね。
- 作動を伝えるプログラムが入ってるECU
- absの本体
- absセンサーと関連する配線
- absセンサーの作動を確認するためのインジケーター
- absに干渉しているブレーキホース
と、これらすべてを撤去する形になります。
この項目を撤去してしまうと、バイク自体が動かなく、乗れない状態になってしまうんですよね。
なので、abs付きの車両からabsを取り外すことは、実質はできないといっていいでしょう。
購入する際にabsなしの設定がある車両かどうか確認しておくことをおすすめします。
そうすれば、absが付いていない車両を選ぶことができます。
バイクのabsを撤去したらどうなる?メリットとデメリットは?
absの撤去でメリットは正直ありません。
理由は、メーカーはabs付きを前提にバイクを作っているからです。
デメリットでお伝えもしますが、absを撤去するとなると、かなりの時間と費用が掛かってくるからなんですよね。
では、メリットがないのならデメリットは?ですよね。
absを撤去するデメリットは
- 車検が通らなくなる。
- バイクに乗れなくなる
- エンジンが始動できたとしても、エンジンチェックランプが消えない
- 他の不具合も併発する。
などです。
absを撤去することはバイクにとって悪影響しかありませんよね。
abs付きバイクは、初めからabsがある前提でバイクを作っています。
それを撤去するという事ですから、膨大な時間と費用が掛かります。
そして、その車両にはabsの設定がない車両があるのが前提になるんです。
どういうことかというと、absの設定がない同じバイクの部品を、abs付きだった車両に取り付けるという事だからです。
流用という事になりますね。
そして、一番の問題が車検に通らなくなることです。
absは2018年10月以降の生産車は、装備義務が課せられています。
ですので、取り外してしまうと、車検自体が通らなくなってしまうんです。
なので、安易に取り外そうとすることは止めた方がいいですね。
バイクのabsを後付けすればどうなる?値段やメリット、デメリットは?
後付けできるabsキットが販売されていることは事実です。
しかしながら、これはabsのようにセンサーで感知し、コンピュータで制御してるわけではないんです。
後付けのabsキットはブレーキホースの途中に取り付けをします。
そして、急にブレーキを握った時に、ブレーキの圧を逃がすものなんですね。
ですので、単純にブレーキロックをしないための部品ですね。
absが付いていないバイクに取り付けるのは、ロックする事がなくなるのでメリットになります。
ただし、abs車両のようにコンピューター制御ではなく、あくまでも機械的な制御という事になります。
また、abs付きの設定があるバイクだと、absがついて無い車両にabsを取り付けることは可能です。
しかし、かなりの資金と時間がかかります。
後から取り付けるのであれば、初めからabs付き車両を購入した方がいいと私はお伝えしています。
「absあり」と「absなし」の差が5〜10万ほどなので、後付けよりずっと費用を抑えることができますよ。
「absの取り付け、取り外しについて」のさいごに
absは取り付け、取り外しが可能です。
ブレーキホースの間に取り付けて、機械的にabsの様な役割をするものもあります。
absのない車両は、後付けキットで急ブレーキでロックすることがなくなり、安全に走行できるようになります。
しかし、デメリットの方がメリットより多いのは否定できないですね。
後付けするよりもabsの車両を購入した方が結果的にやすく抑えることができます。
それに加えて、車検ではabsは2018年10月からは義務化されています。
それもあり、ますますabsの取り外し等はしないのが一番ということです。
absはすごく便利な機能ですので、absを選ばないのではなく、absで乗って頂けることを切に願っています。