自由研究のレポートってどうやって書くの?
中学生の夏休み宿題で、最大の山場はなんといっても理科の自由研究!
あなたは、実験のテーマはすんなり決まって、実験もスムーズに進んだとします。
でも、最後は肝心のレポートにまとめないといけませんよね。
普段書き慣れていれば、簡単に終わるんだけど、まとめることが苦手なあなたは、きっと「レポートの書き方がわからな~い(;_;)」と困っているはず・・・
そこで、今回は自由研究のレポートを、簡単に書くことができる、書き方のコツを伝授しまーす(^^)v
以下の書き方を参考にすれば、ちゃんと合格点がもらえるので、ラストスパートで頑張っていきましょう!
自由研究レポートの構成は?
レポートと言えども文章ですので、先に構成を考えることが、簡単な書き方のコツなんですよ。
と言っても、自由研究のレポートは、読書感想文や作文と違って、書く流れがある程度決まっているので、実は簡単なんです。
その流れ(構成)とは・・・
- 表紙
- 本文1(目的・動機・仮説・準備するもの・手順)
- 本文2(結果・考察)
- まとめと感想
です。
この流れは、あなたのお父さんやお母さんが中学生だった頃から、ずっと変わっていません。
つまりレポートの王道パターンなんですよ!
レポート用紙20枚と言っても恐れるに足らず、上の流れを順に当てはめていくだけで完成です。
それでは次に、1つ1つの項目の、書き方のコツを順に見て行きましょう!
表紙の書き方
タイトル・日付・クラス名・氏名を書く
パソコンを使えるなら、Wordというワープロソフトで、きれいな表紙が簡単に作れるのでおすすめで~す♪
基本的に、表紙はレポートの枚数に含めませんので、注意してくださいね。
先生から指示が特になかったら、枚数に含まれるのかどうかを聞いてみましょう。
本文1の書き方
本文1は目的・動機・仮説・準備するもの・手順の項目に分かれます。
それぞれの書き方は以下のとおりです。
目的の書き方
この自由研究をすることによって、あなたが新たにわかることを書きます。
ここからは、以前にご紹介した実験テーマ「酸とアルカリの中和反応」を例に取リますね。
そうすると、目的は、「酸とアルカリを反応させると、水と金属塩と生成して、中性になる」となります。
あなたも同じように、自分のテーマに沿った目的を書いてくださいね。
動機の書き方
「なぜ、この実験テーマを選んだのか?」の理由を書きます。
動機を書くことは、結構重要で、自分を主人公にしたストーリーにすると、かなり面白くなりますよ。
動機の例文
先日、テレビで、ボディーソープのCMが流れていました。
「お肌にやさしい弱酸性」と何気なく聞いていたのですが、「そういえば理科の授業でも、酸性とかアルカリ性とか習ったよなぁ」って思いだしたんです。
そこで、母に聞いた所、「酸性とアルカリ性を混ぜると、中性になるんだよ」って教えてくれたんです。
言われてみれば、身の回りにはいろんな酸性のもの、アルカリ性のものがあることに気付きました。
すこし詳しく調べてみようと思い、父に相談した所、「中和反応を試してみれば?」と言ってくれたので、今回この実験テーマにすることを決意しました!
こんな感じかな?
身近なことをエピソードとして書くのが簡単にかけていいですよ~(^^)
仮説の書き方
いざ実験する前に、「どんなふうになるかな?」と予想を立てることが大事です。
なぜなら、予想した後、仮に実験した結果が違うものになったとしても、「なぜ予想と違ったのか?」と理由を考えることによって、気付くことが多く、レポートが書きやすくなるからです。
準備するものの書き方
実験に使う器具など、準備するものを書いていきます。
作文と違って、レポートなので、箇条書きで書くとわかりやすくなります。
箇条書きとは、例えば、
「実験に使うものは、サラダ油、お酢、重曹、コップ」と書くよりも、
- サラダ油
- お酢
- 重曹
- コップ
のように並べて書くほうがわかりやすいですよね!
さらに、使用道具の写真を貼って説明するのも、わかりやすさがアップしますよ。
研究手順の書き方
自分が実験を行った手順を、箇条書きで書きます。
これも、操作している様子や、調べている様子を、わかりやすく説明するするために、写真や図をたくさん使いましょう!
本文2の書き方
本文2は、実験が終わった後に書くパートです。
項目は少ないけど、自由研究レポートを書く上で、肝となる部分なので、気合を入れて書きましょう!
本文2は結果・考察の項目に分かれます。
それぞれの書き方は、以下のとおりです。
結果の書き方
実験をしたことによって、どんな結果が得られたのかを「具体的」に書きます。
例えば、単に「色が変わった」と書くよりも、「○○色から××色に変化した」と書く方が、わかりやすいですよね!
さらに、数字や、変化の推移のグラフなどを多用すると、もっと具体的になって、わかりやすくなりますよ。
この結果のパートでは、「自分の考え」は書きません。
なぜなら、後の考察パートで自分の考えを書くからです。
実験の失敗や成功にかかわらず、得られた事実をそのまま書いていきましょう。
考察の書き方
考察はレポートの中でも、みんなが1番難しいと思っているパートです。
よく勘違いされるのは、考察のところに、感想や反省などを書いてしまう点です。
感想や反省も、自分の考えには違いありません。
でも、「考察」とは「実験結果から言える、自分の考えを書くこと」なんですよ。
じゃあ、具体的にどんなことを書けばいいの?って思いますよね?
はい。考察には、こんなことを書いていきましょう!
- 仮説のところで考えた「結果予想」と得られた実験結果との違いは何?
- 今回の方法以外にも、もっと良い結果が得られる方法はないか?
などです。
考察の書き方の流れはこんな感じです。
の順で書けば、反省文ではない考察を書くことができますよ!
まとめと感想の書き方
考察では、あえて書かなかった反省や感想は、このパートで書きましょう。
そして、今回の実験を通じて、今後さらにやってみたいことも書きます。
このパートは今までと違って、自分の思いを書くことができるので、作文に近いですよね。
このまとめと感想を書き上げれば、はい!自由研究レポートの完成でーす\(^o^)/
お疲れ様でした~笙ォ
次の章では、あなたがレポートを書く上で、もっと書きやすくなるコツをお教えしますね!
レポートの書き方!2つのコツとは?
1:ザーッと全体を書いてみる
レポートをいきなり、上手にまとめられる人なんていないと思ってくださいね。
レポートの上手な人は、実は、「修正することが上手な人」なんです。
なので、あなたはなんでも構わないので、思ったことを書いてみることから始めてください。
「なにもないところから、順に書いていく」よりも、「書いてあるところから、いらないところを省いていく」ほうが、簡単だとは思いませんか?
2:前もってメモをして、後で活用する
実験テーマによっては、実験を始めてから、レポートをまとめ終えるまでに、何日もかかる場合があります。
すると、最初に計画していた自分の考えや、実験データなどを、いざレポートにまとめる段階で忘れてしまうんですよね。
そこで、そうならないために、簡単なメモでいいので、思ったことやデータなどをガンガン残していきましょう。
後で、メモを整理すれば、レポートが格段に書きやすくなりますよ!
さいごに
自由研究は読んで字の如く、”自由に研究する”ことなので、研究するネタはぶっちゃけ何でもいいです。
ということは、日々の生活で、あなたが不思議に思ったことに、「まずは興味をもつ」と、ネタは無限に出てきますよ。
あなたの周りのすべてのものが、研究ネタだと思ってくださいね。
そして、毎日1個ずつネタをメモして、調べるクセをつけましょう!
そうすれば、だんだん調べることに慣れてくるので、急なレポートの提出にも対応できるようになってきます。
ちなみに、「どうしてもネタが思いつかない!」というあなたには、緊急用のおすすめテーマがあるので、こちらも見て下さいね!
参考記事
⇒ 中学生理科の自由研究!簡単1日で終わる実験テーマ3選
さらに、夏休みの宿題のもう一つのラスボス的存在。
読書感想文の攻略については、こちらの記事も参考にして、見事クリアしてくださいね!
参考記事
⇒ 中学生必見!読書感想文の書き方例!構成や書き出しのコツとは?
それでは、夏休みも残り僅か!体を壊さないように、良いレポートを書いてくださいね(^^)v