「筆箱の中身をもっと減らしたい!でもどれも必要っぽいしなぁ・・・」
かわいいデザインのものを見つけると、ついつい買っちゃう文房具。
気づいたら筆箱がパンパンに!なんてこと、よくありますよね?
思い切って自分だけで整理しようとするんだけど、どれも愛着があるし、必要に思えてくるので、なかなかスパッと減らせないのが現状なのではありませんか?
ちなみに私が相談を受けた中学生の筆箱の中身がこちら・・・
- シャーペン2本
- 消しゴム3個
- 蛍光ペン7本
- 修正テープ
- 赤ペン
- 多色ボールペン1本
- 鉛筆3本
- 鉛筆削り1個
- 定規1個
- のり1個
- シャー芯1個
- ネームペン1本
- ふせん
う~ん。
決して悪くはないんだけど、「どうやって使い分けてんねん!」ってツッコみたくなるくらい、筆箱の中がお祭り状態。
あなたも似たりよったりなのではないでしょうか?
「道具から環境を整えて、勉強のやる気を出そう!」という、あなたの気持ちもよくわかります。
でも、頭をスッキリ整理するためにも、ここは筆箱の中身をもう少しシンプルにしましょう!
そのためには、「本当に必要なものだけを使う」といったような、自分だけのルール作りが必要です。
そこで今回は・・・
- 筆箱の中身をスッキリさせる4つの方法とは?
- 成績が良い中学生の筆箱の中身はコレ!
の順で、筆箱の中身をもっとシンプルにする考え方をお伝えしていきますね。
この考え方(視点)が身に付けば、あなたの文具選びも上手になり、その結果、筆箱もスッキリします。
それに連れて、成績も上がることでしょう。
それではどうぞ。
筆箱の中身をスッキリさせる4つの方法とは?
あなたの筆箱の中身をスッキリさせるためには、次の4つのポイントを押さえておきましょう!
- 筆箱(メイン)と文具入れ(サブ)に分ける
- ペンの色を減らす
- 多機能ペンは使わない
- 修正ペン・修正テープは使わない
です。
ではそれぞれを順番に詳しく見ていきましょう。
筆箱(メイン)と文具入れ(サブ)に分ける
この筆箱を2つに分ける方法は、一番強力です。
あなたがよく使う文具をメインとサブに分けるんです。
ポイントは、メインの筆箱を小さめに、サブの筆箱を大きめにすること。
なぜなら、メインの筆箱を小さくすることで、「必要最低限の文具はどれなのか?」と常に意識が働くようになるからです。
スポーツのチームで例えるなら、レギュラーと補欠の関係ですね。
まずは、あなたが本当によく使う文具をレギュラーに、それほど使わない文具を補欠として、仕分けしてみましょう。
そして、レギュラーをメインの筆箱へ、補欠をサブの筆箱へ入れるようにします。
「レギュラーには○○個までしか入れない!」みたいなルールを決めておくと、うまく分けられますよ。
ちょっとした監督気分ですね。
この方法で何日間か、実際にやってみてください。
すると、自分のある変化に気づくはずです。
ちょっと意識するだけで、自分がよく使うものと、あまり使わないものが、だんだんわかってくるんですよ。
メインの筆箱は、入れる数が決められているので、最初は少し不安かもしれません。
でもサブの筆箱があることで、「使いたいものがない!」といったような時にも安心です。
また、ほかの荷物でかばんが重い時は、最悪学校にサブだけ置いておけるのもメリット1つ。
うまくいっている人の例を挙げると、サブの中には・・・
- ハサミ
- メモ帳
- マジック
- 分度器
- コンパス
- 泣く泣くメインから外れた文具たち
などを入れておくといった具合ですね。
ペンの色を減らす
中学校のあるあるネタにこんなものがあります。
「学校でノートをめちゃくちゃ綺麗に書く子は、そこで満足してしまい、家に帰ってノートを開かない!」といったもの。
これを聞いて、あなたもドキッとしたのでは?
多くの人が使っている蛍光ペン。
これって本当にたくさん必要なのでしょうか?
筆箱がパンパンにふくれあがっている子は、たいていこの蛍光ペンや多色ペンがかなり多いです。
極端な子だと、色ペンと蛍光ペン、合わせて10本ぐらい入っていたり・・・
「いったいどんなルールでノートを色分けしているんだろう?」と聞きたくなるくらいです。
「ノートをきれいに書こう!」というあなたの気持ちはよくわかります。
でも、いったい誰にノートを見せるのでしょう?
蛍光ペンで、大事だと思うところを、あまりにもマークしすぎて、逆に頭に入らないという場合も多いです。
ということは、たくさんの色はそもそも必要なかったんですね。
よってこれからは、ノートの色分けのルールをシンプルにしましょう!
目標は蛍光ペン1本です。
色は自分の好きな色なら、どんなものでも構いませんよ。
ちなみにノートは誰かに見せるものではありません。
授業で習った事は、結果的にあなたの頭の中に入れば文句ないですよね?
あなたのルール作りのアイデアを得るために、これからは成績が優秀な子のノートを、どんどん参考にしてみましょう。
参考記事⇒ 中学生の勉強!このノートの書き方を知るだけで成績が上がる?!
成績優秀な子のノートは、色を変えるのではなく、形を変える工夫をしています。
例えば、★、◆、▲などの記号を使ったり、大きい文字や太い文字にしてみたり。
視覚にうったえる形で、覚えやすくするための工夫しているんですよ。
「ノートをきれいに書くことで、決して満足しない!」という気持ちが大事です。
多機能ペンは使わない
私個人的には、微妙な立ち位置の文具であるのが多機能ペン。
1本で2色~4色を兼ね備えている点では、とても便利なのかもしれません。
しかしどう考えても、多色ペンはメインになり得ないんです。
実際に、筆箱がパンパンに膨れあがっている子の筆箱には、補助的な役割で多機能ペンが入っている場合が多いです。
メインのシャーペンやボールペンの単体を、普段から使っているにもかかわらずです。
そう考えると、はたして多機能ペンは必要なのでしょうか?
機能がダブっているので、私は必要ないと考えています。(筆箱をシンプルにする上では)
やはりシャーペンはシャーペン、ボールペンはボールペン、それぞれのお気に入りが、使い親しんでいくうちに、きっと見つかるはずです。
極端な例を挙げると、シャーペンですら普段の授業では使わない子もいるんですよ!
その子はノートはすべてボールペンで書いているんです。
実はこの「ボールペン1本ルール」だとすごいメリットがあります。
この方法だと、ノートと筆箱はどのようになると思いますか?
まず消しゴムが使えませんよね。
そうするとメインの筆箱には、シャーペンと替え芯、消しゴムは必要なくなります。
これらはすべてサブの方に回せることになるんですよ。
しかもノートを書いていて、間違ったときには、二重線を引いたり、ぐちゃぐちゃっと上から書いたりして、修正します。
「そんなの汚いよ~(;_;)」って、あなたは思うかもしれませんね。
でも、この汚く書き直すという方法が、実は記憶に残りやすいんですよ。
消しゴムで消してしまうと、間違ったところはノートに残りません。
でも、ボールペンで修正した部分は残っていて、自分が間違ったという印象が、記憶を助けるからなんですね。
少し極端な話でしたが、ここまでやればすごいですよね!
以上の理由で、多機能ペンは必要ありません。
とりあえずサブの筆箱に回してしまいましょう!
修正ペン・修正テープは使わない
うっかり間違えた時に、なにかと便利な修正ペンや修正テープ。
これも先ほどの章でも言いましたが、ボールペンで間違えたときには、上から線で消せばいい話。
たとえ汚いのが嫌でも、フリクションタイプのボールペンなら、こするだけでサッと消えますよね。
どちらにしても、修正ペンや修正テープもいらないということです。
さてここまでで、あなたの筆箱をスッキリさせる方法を見てきました。
結局のところ、「筆箱をシンプルにするには、勉強のルールをシンプルにすればうまくいく!」ということだったんですね。
例えば・・・
- ノートの書き方
- 教科書のチェックの入れ方
などのルールを、まずはあなたも変えてみてはいかがですか?
ちなみに実際に成績が良い中学生は、どんな筆箱の中身をしているのかが気になりませんか?
今のあなたなら、そのシンプルさを見ると、本当にびっくりするかもしれませんね。
それでは次の章で、チェックしていきましょう!
成績が良い中学生の筆箱の中身はコレ!
成績が良い中学生は、文具の数もさることながら、デザインもいたってシンプルです。
それぞれの定番ともいえる文具で、見事統一されています。
これは、「かわいい」「派手」「かっこいい」などのような、余計な考えを入れないことで、勉強に集中できるというメリットがあるんですね。
ではどんなものが定番と呼ばれる文具なのでしょうか?
代表的な文具の定番と呼ばれるものを以下に挙げておきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
- シャーペン⇒ ドクターグリップ、クルトガ
この2つは、使いやすさ、書きやすさ、どれをとっても素晴らしいです。
一度使ったら、もう手放せません。 - ボールペン⇒ フリクションシリーズ
- 蛍光ペン⇒ STAEDTLER テキストサーファーゲル
これは私の個人的なお気に入りです。
マーカーなんだけど、塗るような感覚が、やみつきになりますね。 - 消しゴム⇒ mono
最近は定番以外にも、高性能、便利なものが増えてきました。
こちらはシンプルで、あなたが使いやすいものを選びましょう。
私のお気に入りは、でこぼこデザインがかわいい、カドケシシリーズのペンタイプです。
いかがでしたか?
「えっ?!たったこれだけ?」って思ってしまいましたか?
そう!実際これだけなんです。
さっきも言ったように、慣れてくるまでは、サブの筆箱に残りの文具を入れておけば大丈夫ですよ。
成績が良い子の筆箱の中身って、本当に少ないですよね!
成績が上がることだけに集中するなら、ここまでシンプルに絞っていくというのも、一つの考え方なんですよ。
さいごに
「今まで使っていたものを減らす」という行為は、最初はストレスに感じるかもしれません。
でも、やっていただければわかりますが、思い切って捨ててみると、意外に気持ちいいもんですよ。
さらに、筆箱をメインとサブに分けることによって、また違った嬉しいことが起きるかもしれません。
サブの中身は、メインを減らした分、増えるはずですよね?
例えばあなたの好きな男子が、「〇〇貸して!」とお願いしてきたとします。
そんな時、なんでも入っているサブの筆箱から、「どうぞ、使って!」と貸してあげられれば、好感度アップですよ!
参考記事⇒ 付き合うきっかけランキング中学生編!告白はホントに必要なの?
こうなれば、筆箱を分けた甲斐があったというもの。
さて今回は、「成績を上げるために筆箱の中身はスッキリしたい!」という目的でした。
しかし、ほかの目的でも一向に構いませんよ。
例えば、「もっと可愛くしたい!」「かっこよくしたい!」とか。
すなわち、あなたの筆箱の中身を減らす目的を明確にすれば、それに応じた文具をチョイスできるようになります。
文具選びのコツは、機能をダブらせないようにすることでしたね。
必要最低限にすることで、「どの文具を使おうか?」といったような、「選ぶ」というストレスを軽減できます。
実際にやってみると、あなたなりの判断基準が出来上がっていきますよ!
そして、あなたが一番スッキリするパターンが、あなたにとっての最適な筆箱の中身なんです。
ではさっそく今日から実践していきましょう!