高齢者マークをつけている車がゆっくり走っててイライラ・・・。
追い越していきたいけど、これって違反になるの?
そんな疑問を持っていませんか?
分かります、私もゆったり走行の高齢者ドライバーの走行に対してストレスを感じることもあります。
でも大丈夫です!
高齢者マークをつけている車に対して、何も対応をしてはいけないわけではないのです。
あなたも今回お話しすることを聞いていただければ、高齢者マークをつけている車に対して、やってはいけない行為についての知識を持つことができます。
その上で、ドライブ中に高齢者マークをつけている車を見ても、不快と感じる場面を大幅に減らすことができますよ。
それでは高齢者マークをつけている車に対して、行ってもいいことやダメなことについてお話ししていきますね。
「追い越し」と「追い抜き」の違いは?
そもそもあなたは「追い越し」と「追い抜き」の違い、分かりますか?
それぞれについて説明しますね。
まずわかりやすくするために、追い抜きについて説明します。
追い抜きとは、大体は二車線以上ある車道において、進路変更をすることなく前車の横を通り、前に出ることを指します。
ちょっと想像しにくいですよね。
以下のように考えてください。
二車線ある所で横の車と一緒に車を走らせているとします。
横の車は時速50kmで走っているとします。
自分が時速60kmで走っているとすると、自分の車が必然的に横の車を追い抜き、前を走っていくでしょう。
それが「追い抜き」です。
以上の点を踏まえて追い越しについて説明します。
追い越しとは、以下のような動作のことを指します。
- 前車の後ろに自車を着ける
- 車線変更し、自車が前車を追い抜く
- 車線変更し、前車の前に自車をつける
こういった動作のことを追い越しと言います。
追い抜くだけならばそんなに危険はありませんが、追い越しをしようとすると多少危険が生じることにお気づきでしょうか?
高齢者マークをつけた自動車を追い越したらどうなる?
もしも高齢者マークをつけた車を追い越した場合はどうなるでしょうか。
よほど急な追い越しでない限り、罰せられることはありません。
しかし考えてみてください。
高齢者ドライバーは判断力が低下している場合があります。
あなたと同じ判断ができると思ってはいけません。
十分な車間距離を開けたうえで追い越しをした場合は、罰せられないのです。
車間距離が十分ないなどの場合、可能な限り追い越ししない方が無難です。
もし車間距離が開いていると思って、追い越しをして事故をした場合などは、罰則があなたに来る可能性が高くなります。
高齢者マークをつけた自動車を追い抜いたらどうなる?
それでは、高齢者マークをつけている車に対して追い抜きをした場合にはどうなるでしょうか。
結論から言うと、余程のことがない限り何もありません。
なぜなら、ただ横を通り過ぎるだけなのです。
ただ通り過ぎるだけで罰せられたら、たまったものじゃないですよね。
逆に追い抜くことに躊躇して高齢者マークの車の横を並走していた場合、危険行為になる可能性もありますので注意してください。
高齢者マークをつけた自動車を幅寄せしたらどうなる?
では、高齢者マークをつけた車に幅寄せした場合はどうなるでしょうか。
この場合は危険行為となり、罰せられます。
幅寄せ自体、例え一般ドライバーに対して行っても罰せられることもあります。
なぜなら、一般ドライバーであろうと運転中に幅寄せさせられたら危険を感じるからです。
走行中、急に横の車に幅寄せされたら、あなたはとっさに止まれますか?
あなたはもしかすると止まれるかもしれません。
でも、高齢者はどうでしょう。
止まることができず、衝突事故を起こすかもしれません。
例え一般ドライバーに対して幅寄せしても、「あおり運転」ととらえられて罰せられることもありますので注意してください。
高齢者マークをつけた自動車の前に割り込みしたらどうなる?
では、高齢者マークをつけた車の前に割り込みをしたらどうでしょう。
幅寄せ同様、「罰せられます」
一般ドライバーならば割り込みされても止まることは出来るでしょう。
でも、高齢ドライバーはそうとは限りません。
急に割り込まれると焦り、ブレーキとアクセルを踏み間違えるということも考えられます。
その様な危険行為から守るためにあるのが高齢者マークの表示です。
そのため、高齢者マークの車に対してむやみに割り込みをするのはやめましょう。
さいごに
いかがだったでしょうか。
高齢者マークをつけている車に対しては、優しい対応をしてあげてください。
高齢者の方は、あなたよりも判断能力が衰えている可能性もあるのです。
ゆっくり走られるとイライラすると考えずに、高齢ドライバーも安全運転を心がけていると考えましょう。
危険を伴う行為をして事故をするより、温かく見守ってあげて運転をする方が、後々のあなたの為にもなります。
道路はみんなのものです。
みんなで助け合いの運転をする様に心がけてくださいね。