中学校の卒業式で答辞をするには、まず答辞の原稿を作成する必要があります。
どうせ答辞をするなら、同級生や先生、保護者を泣かせられて、かつ面白い答辞にしたい。
でもどうすれば、泣けるような、面白い、また感動する答辞が書けるのか悩みどころ…
そこで今回は、泣ける面白い感動する卒業式の答辞の書き方をご紹介します。
最後まで読んでいただいて、みんなの思い出に残る答辞にしましょう。
卒業式の答辞の構成の仕方!テンプレに沿って書けば簡単
答辞の基本的な構成は
- 挨拶
- 卒業式を開催してくれたことへの感謝の言葉
- 来賓の方など出席してくれている方に対しての感謝の言葉
- 在学中の思い出
- 今後の決意
- 先生や親への感謝の言葉
- 締め
となっています。
答辞の挨拶の書き方
挨拶には、卒業の季節に合わせた季語を入れると、スムーズに綺麗に聞こえます。
絶対に季語を入れなければいけないというルールはありません。
でも卒業という素敵な晴れ舞台に、季語は似合います。
季語は出来るだけ入れたいものです。
卒業式が行われる「春」の季語を使った書き出しの例文
- 桜の蕾もふっくらと色付き、春の深まりを感じるこの頃〜
- 日々、景色が春の色に染まっていく季節となり〜
- 開花を待つ桜の蕾の息吹が感じられる季節〜
どうですか?
この一文を入れるだけでかっこよく聞こえますよね。
卒業式を開催してくれたことへの感謝の言葉の書き方
卒業式を挙行してくれたことに対しての感謝の気持ちを伝えましょう。
卒業式を準備するのも、労力と時間を使います。
また、このご時世で卒業式を迎えることができたことへの感謝も伝えられると良いです。
(例文)
本日は私たちのために素晴らしい卒業式を挙行してくださり、誠にありがとうございます。
ちなみに「挙行」とは卒業式や入学式を開催することをいいます。
来賓の方などへの祝辞や送辞に対しての感謝の言葉の書き方
出席者へ出席してくれたことへの感謝の気持ちを伝えます。
(例文)
ご出席下さいましたご来賓の皆様、校長先生をはじめ諸先生がた、並びに関係者の皆様に、卒業生一同心からお礼申し上げます。
感謝の気持ちは長々と言う必要はありません。
簡潔に伝えましょう。
在学中の思い出の書き方
ここがあなたらしく面白い、そして感動することを盛り込んでいくポイントです!
面白いエピソードの流れは、
→苦労して出来たこと
→乗り越えられたこと
→でも簡単には乗り越えられなかった苦労の連続
→友人や先生、周りに支えられて乗り越えられた
このような流れで構成しましょう。
体育祭など一丸となった大きなイベントや、修学旅行の思い出だと聞き手もイメージしやすいですよね。
注意するのは、自分自身だけの思い出ではなく、みんなと一緒に体験した思い出にすることです。
今後の決意の書き方
ここも感動ポイントです!
これから始まる学校生活や社会生活への決意を表明します。
(例文)
○○学校で学んだことを胸に、これからの人生を切り開いて参ります。
ここでは具体的に言わずに、卒業生代表としての言葉なので、少々抽象的になってもかまいません。
先生や親への感謝の言葉の書き方
今までお世話になった先生や親への感謝を伝えます。
そして親はこれからもお世話になっていくので、今後の指導もお願いします。
(例文)
最後になりましたが、今まで学校生活を支えてくださった全ての方に、改めて感謝申し上げます。
そして、これからも私たちを見守り、ご指導よろしくお願い申し上げます。
答辞の締めの書き方
送り出してくれる学校の今後の繁栄を祈ります。
(例文)
○○学校が、これからも素晴らしい歴史を刻んでいくことをお祈りして、答辞とさせていただきます。
令和○年○月○日 卒業生代表 ○○ ○○
答辞の最後は、学校の繁栄を祈るのが通常です。
卒業式の答辞!泣ける面白い感動するネタの集め方は?
面白いエピソードなんて一つもない!
というあなたは、友達に聞いて回るのも一つの手です。
みんなが共感するような答辞にするためには、ネットなどで調べたものでは共感されません。
学校のイベントで撮った写真を見て、思い出してみるのも良いですね。
また「人がなぜ感動するのか?」あなたは考えたことはありますか?
映画やドラマ、漫画を見て泣きそうになったことを思い出してみてください。
ここで感動するネタを集めるヒントを言いますね。
- 困難や逆境
- 出会い
- みんなで成し遂げたこと
これらをヒントに友達や先生、家族に聞いてみてください。
そこにはきっと答辞に書けるようなエピソードが眠っているはずですよ。
卒業式の答辞で書かない方がいいことは?
中学生最後の大仕事、カッコよく決めたい気持ちは分かりますが、気をつけておきたい点があります。
具体的な進路などは言わない
卒業生の中には納得がいかない進路の人もいます。
気持ちを汲んであげましょう。
長すぎる答辞は避ける
ダラダラと長い答辞だと飽きられるので、ゆっくり読んで1分〜2分にしましょう。
「放課後にゲーセンやカラオケに行った思い出などを話す」
といった、一部の人にしかわからない楽しかった思い出は避けましょう。
どうしても書いていいかわからない場合は、先生と良く相談してください。
まとめ
本文が決まってしまえば、8割完成したも同然です。
卒業生を代表して答辞をするのは、とても素晴らしいことです。
きっとあなたの日頃の行いが良かったからなのでしょう。
自信を持って、これからの未来に羽ばたくように堂々と答辞をしてください。
そして4月からの新生活、楽しんで頑張ってくださいね!