「君たちはどう生きるか」はスタジオジブリの最新作。
でも、この映画に対する感想が一部では「つまらない」「意味不明」「気持ち悪い」となっています。
本当なんでしょうか?
ジブリ映画なんで、私も最初はびっくりしました。
これから見るあなたにとっては、なおさら混乱しますよね。
わかります。
そこで今回は、「君たちはどう生きるか」のネガティブ評価がどこからなぜ来ているのか、9の理由で分析してみました。
でも最後には、「君たちはどう生きるか」の魅力を再認識し、この映画を楽しむべきなのかという答えが見つかるはずです。
あなたの判断の助けになれば嬉しいです。
「君たちはどう生きるか」の「つまらない」「気持ち悪い」という世間の意見をまとめてみた
評価が分かれている「君たちはどう生きるか」に対するネガティブな意見を箇条書きにまとめてみました。
「君たちはどう生きるか」の評価まとめ
- 物語が複雑で理解しにくい:
- 隠喩やメタファーが多く、それを一つ一つ考えないとストーリー全体が掴みにくい。
- 特定のキャラクターや要素が何を表しているのか理解しきれない
- 映画内に登場する「魚を捌くシーン」や「大伯父」、「産屋(うぶや)」などの意味が一見ではつかめない。
- ジブリ作品や宮崎駿の特異な表現スタイルが受け入れられない
- シュールレアリズム的な要素や、一部の視聴者にとっては異様に見えるキャラクターが織り交ぜられている。
- 一部のジブリファン以外には理解しにくい内容である
- ジブリ作品や宮崎駿の特有の表現方法に詳しくない視聴者にとっては、映画全体が理解しにくい。
このようなネガティブな意見が出るのはなぜなんでしょう?
映画「君たちはどう生きるか」は、その表現手法とテーマ設定が一部の視聴者には理解しにくいものとなってしまったからでしょう。
「君たちはどう生きるか」は、昭和の日本を舞台に、特異なキャラクターと複雑な隠喩を用いて、深遠なテーマを掘り下げようとしてます。
一見、理解しにくい要素となってしまうでしょう。
また、宮崎駿のシュールレアリズムの影響を強く受けたキャラクターデザインや描写は、これまでのジブリ作品に慣れ親しんできた視聴者にとって、新鮮である一方で、その特異さが「意味不明」となってしまうことがあるのかもしれませんね。
更に、映画は「君たちはどう生きるか」という難問を問いかけ、その答えを私たちに考えさせる内容となっています。
難しすぎるテーマなので、「理解しにくい」という意見が生まれるのかもしれません。
つまり、「君たちはどう生きるか」が一部の視聴者から「つまらない」と評価されるのは、
- 独特な表現手法
- 深すぎるテーマ性
- 見る人のジブリ作品に対する理解度
これらに依存しているところが大きいからです。
「君たちはどう生きるか」がつまらないと思われる9つの理由は?
「君たちはどう生きるか」がつまらないと思われる理由が以下の通りです。
- スタジオジブリの作品として期待外れ
- 前評判とのギャップ
- 一部の不明確なストーリーテリング
- 怖い・気持ち悪いシーンの多さ
- 声優の演技力の問題
- 子供向けの内容ではない
- 過去のジブリ作品のオマージュが多い
- 事前のストーリー情報が不足している
- 一部の視聴者からは深すぎるテーマ
それぞれを詳しく見ていきましょう。
理由1:スタジオジブリの作品としては期待外れ
スタジオジブリの作品には、新作のたびに一定の期待がかかります。
- 「家族みんなで楽に見られる」
- 「壮大なストーリーに感動したい」
- 「ハイクオリティなアニメーションを堪能したい」
などの期待感ですね。
過去の作品の素晴らしさが、新作に対する期待を膨らませます。
「君たちはどう生きるか」が、その期待に答えられず、「つまらない」と感じる一因になったのかもしれません。
理由2:前評判とのギャップ
「君たちはどう生きるか」は、今までのジブリ作品と違い、公開まで宣伝活動をしなかった映画となっています。
映画の詳細が公開日まで明かされなかったことで、様々な憶測が飛び交いました。
結果、世間が予想した内容と映画の実際の内容が大きく異なった場合、ギャップによる失望感が「つまらない」と感じる要素になったと考えられます。
理由3:一部の不明確なストーリーテリング
物語が考えさせられる部分が多く、一度見ただけでは理解しにくいと感じた人がいたかもしれません。
物語の途中で登場する喋る鳥など、不思議な世界感についてわかりづらかったのか、混乱した人もいたでしょう。
理由4:怖い・気持ち悪いシーンが多かった
スタジオジブリの過去の作品にはあまり見られない、怖いシーンや気持ち悪いシーンが多くあったことで、抵抗感を感じた人もいた可能性があります。
理由5:声優さんの演技力
声優としての経験が少ないキャストが多く、その演技に違和感を感じた人もいたかもしれません。
特に、あいみょんさんが演じたヒロインの女性「ヒミ」の声については、違和感の意見が聞こえています。
理由6:小さな子供が見ても楽しめるのか?
「君たちはどう生きるか」は、子供向けというよりは、大人向けの深いテーマを扱っている作品です。
これまでのジブリ作品と同様に、シンプルで見て楽しい映画を期待していた人たちに、「つまらない」と思われたのかもしれません。
理由7:過去のジブリ作品のオマージュ?
映画内には過去のスタジオジブリ作品へのオマージュが散見されます。
例えば、「石の世界」の描写など。
過去の作品を見ていない人にとっては、意味が分からず、楽しみ方も分からず、「つまらない」と感じたかもしれません。
理由8:事前のストーリー情報が不足している
映画のストーリー展開が全く事前に明かされていませんでした。
視聴者が映画に何の期待を持てばよいのかがわかりにくかったという点が、「つまらない」と感じる要素になったと考えられます。
事前情報が少ないことで、ストーリーの見通しが立たず、その結果、全然先が読めない展開に対して困惑を感じた視聴者もいたでしょう。
理由9:深すぎるテーマ
この映画は原作漫画のテーマを踏襲し、
「人生とは何か」
「どのように生きるべきか」
といった哲学的な問いを投げかけます。
見る人によっては、テーマが深すぎてつまらなく感じた可能性があります。
以上が「君たちはどう生きるか」がつまらないと言われている理由と考察です。
さいごに
映画「君たちはどう生きるか」に対して「つまらない」「気持ち悪い」と感じる人がいることは確かです。
- 不可解なストーリー展開
- 過激なビジュアル表現
- 声優さんへの違和感
- 大人向けの深いテーマ
- 事前の情報不足
などが理由とし考えられます。
でも逆に考えると、新たな表現を試み、ジブリの伝統的な枠組みを超えようとする意欲の現れともとれます。
我々が自分自身の人生と向き合い、どのように生きるべきかを考えるきっかけになるはずです。
視点を変えて、何度も「君たちはどう生きるか」を見てもいいかもしれませんね。
その度に、きっと新たな発見があるはずです。