「習字を始めるけど、左利きでも平気なの?」
習字には、左利き右利きは特に関係ありません!
利き手というのは、3歳前後で決まっています。
それを無理に右利きにしようと矯正すると、子供のストレスにもなりかねません。
なので、矯正を無理やりする必要はないのです。
昔は左利きの子は珍しくて、友達に左利きの子がいると羨ましい気持ちになっていました。
「でも書道教室の先生は、右利きが多いし…」
「習字セットは右利き使用で、使いにくい…」
こんな声が多いのが現実です。
しかし、実はそんな悩みを解消できる方法があるんです。
そこで今回は、左利きでも習字を楽しめる方法をご紹介します。
これで親子共に悩まずに、書道に打ち込めるようになりますよ。
左利き用の習字用具ってあるの?
左利き用の習字用具はありません。
しかし、右利きと左利きのどちらも対応できる習字セットがあります。
習字セットの中で、左利きが困ってしまうのは、筆と硯の置き場ですよね。
特に筆を置くときなんかは、硯を通り越して置かなければいけないため、非常に不便です。
習字を習いたての子供は、筆を置くたびに手や筆を汚してしまいます。
しかし、右利き左利きどちらも対応している習字セットを使えばその心配もありません。
筆や硯の置き方を自分でカスタマイズすることが出来ます。
その結果、子供が使いやすい置き場を作ることが可能です。
左利きなら習字は矯正する?そのまま習う?どっち?
周りも右利きが多く、習字の先生も右利き…
字が上手になるためには、左利きだと厳しいのではないか…
たしかに少し前までは「左利きだと字が上手にならない」なんて言われていました。
でも、今の時代は左利きの子も多いので心配しないでください。
利き手を無理やり矯正して変えてしまうと、子供はストレスを感じてしまいます。
ストレスを感じると、字を書きたくなくなりますよね。
字を上達させるためには、楽しく練習することが大切です。
せっかくの子供の好奇心を失わせないためにも、矯正せずにそのまま自由に習字をさせてあげてください。
習字が上達するコツは、「見本を見る力」です。
利き手を矯正するよりも、集中力を身につけることを意識してくださいね。
左利き向けの習字のコツは?
基本的に左利きでも右利きと同じように筆を持って、姿勢を正して書きます。
筆先と紙の間の角度を15°〜20°くらいに傾けて書くことが、コツです!
「それでも書きにくくて、字が上手く書けない…」
そんな場合は、体を傾けてあげると、自分の書きやすい角度がわかってきます。
その角度を見つけるためには、何度も何度も練習をすることが必要です。
子供1人で闇雲に練習をさせても意味がありません。
私達親が一緒になって、練習に付き合ってあげることが大事ですよね。
1人ではない、親と一緒に上達している、という安心感を持たせてあげてください。
左利きの子供に親がサポートできることは?
左利きの子供に安心感を持たせる、と言葉では簡単に言えますよね…
実際に、試そうとしても難しいものです。
そこで左利きの子供に親がサポートできることは、
- 言葉
- 左利き用の物を買う
- 両利きになる練習をする
それぞれ詳しく説明します。
言葉のかけ方
子供に「左利きだといいこと」をたくさん教えてあげます。
左利きは、個性が強く右脳の使い方が上手な人が多いです。
有名なスポーツ選手や芸術家にも左利きの人はたくさんいます。
「そんなすごい人と同じ左利きなんて、すごいね〜!」と言ってあげます。
子供は、大好きな親に褒められるだけで嬉しいもの。
左利きだということを褒めてあげましょう!
左利き用の物を買う
例えば先程ご紹介した、右利き左利きどちらにも対応している習字セット。
みんなと違う物を持たせてあげて、あえて個性を作ってあげましょう。
両利きになる練習をする
「こっち(右)の手でも書けたらカッコ良くない?」と誘導してあげてください。
子供は親の期待に応えたいものです。
ここで注意するのは、無理強いはしないことです。
十分左利きでも不自由なく暮らせる世の中です。
子供がしたくないことを無理矢理させないようにしてください。
私はもし、そのような状況になったら左利き用の物を買います!
子供の個性を活かしつつ、周りとの差をなくすことが出来るからです。
みなさんはどの方法で、左利きの子供のサポートをしますか?
さいごに
いかがでしたか?
習字をするときに、左利きだから心配…
右利きに矯正させないとダメなのかな…
決してそんなことはありません!
左利きも子供の個性です。
せっかくの個性を潰さないように、親が一緒になって習字を好きになるように練習させてあげてください。
また右利き左利きどちらにも対応している習字セットを買ってあげて、習字が苦痛にならないような環境を作ってあげましょうね。