「テレビ放送記念日ってなに?」
と子供に聞かれたんです。
「えっ?そんな日ってあるの?」と心の中では思ったんですが、ちゃんと教えてあげたくてテレビ放送記念日についていろいろ調べてみました。
悪戦苦闘して、やっとわかりやすく教えることができました。
忘れないうちにこちらでも残しておこうと思いました。
最後まで読んでいただければ、テレビ放送記念日についてわかるようになりますよ。
それではどうぞ。
テレビ放送記念日はいつ?
日本で初めてテレビ放送をしたのはNHKだということを知っていましたか?
黒柳徹子さんがテレビ女優第1号だということは、有名な話です。
テレビ放送記念日は毎年2月1日です。
NHK東京放送局が、日本で初めてテレビ放送をしたのがきっかけとなり、この記念日が作られました。
今となっては、テレビは何チャンネルもありますよね。
そんな当たり前のようにチャンネルがあるテレビも、日本で放送した当初は、NHKしかなかったのですね。
なぜテレビ放送記念日になった?
テレビ放送が始まったのは1953(昭和28)年のこと。
この1953年という年には、どんなことが起こったのでしょうか?
- 真知子巻きの大流行
- クリスチャン・ディオール来日による流行
- オロナイン軟膏が発売される
などなど。
歴史の教科書に載ってもいいくらいの昔ですね。
さて、テレビ放送が始まる17年前の1925(大正14)年には、すでにラジオ放送は始まっていました。
耳で楽しむラジオから目でも楽しむことができるテレビ放送が始まり、当時人々はみんな驚きました。
当時、放送された内容は、
- 開局祝賀会
- 菊五郎劇団による舞台劇の中継
- ニュースや映画
などでした。
この時のテレビカメラはなんと5台しかなく、受信料も200円でした。
当時の200円は現在で6000円ほどです。
なんと約30倍!
ちなみに当時のサラリーマンの初任給が6000円前後だったそうです。
驚きますね。
現在ではどの家庭にも置かれてあるテレビも、当時はとても珍しく、テレビがある家の方が少なかったということが分かります。
テレビの値段が昭和28年当時で、18万円くらいしたそうです。
今の価値にすると、18万円×30=540万円!
そりゃ、一般庶民では買えないですよね。
テレビ放送記念日に行われるイベントは?
東京の愛宕山にあるNHK放送博物館では、日本の放送の歴史に関する展示や史料を公開しています。
2階にあるテーマ展示ゾーンでは、人形や着ぐるみなどで小さなお子さんでも楽しむことができます。
誰でも自由に利用できるので、ぜひお子さんと一緒に行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はテレビ放送記念日についてご紹介いたしました。
今となっては普通に買うことが出来るテレビも、当時は現在の価値で540万円もしていたなんて驚きましたね。
放送が始まるまで、かなりの研究が行われ、今のテレビがあるのです。
毎年2月1日にお子さんとテレビを見る際には、その歴史を思い浮かべながら見てみると、もっと面白さが倍増しますよ。