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言葉の違い

池と湖の違いってナニ?

2018-03-05

大きな池と湖の画像

 

最近、テレビ東京で放映されている
池の水ぜんぶ抜く』という
テレビ番組がとても人気ですよね。

私も1度見たことがあるのですが、
最近のテレビ番組の中でも
かなり面白いと思いました。

今回はその池に関する
記事を書いていきます。

 

 

さていきなり質問ですが、あなたは
大きな水たまりといえば何?
と聞かれたら、
何を最初に思い浮かべましたか?

恐らくでは
ないでしょうか。

 

日本には数え切れない
程の池と湖があります。

どちらも似たようなものですが、
あなたはこの2つの違いは
知っていますか?

私もふと気になって
仕方がなかったので、
この2つの違いを調べてみました。

今回は池と湖の違い
詳しく解説していきます!

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池と湖の違いとは?

 

様々な書籍やサイトなどで、
池と湖の違いを調べてみると、
驚くべき事実が分かりました。

なんとこの2つには、
明確に定められた違いが無いのです!

 

こういった地形の命名に
関することは、
国土地理院が定めています。

 

ですがその
国土地理院の見解によると、
池の定義がちゃんと
設定されていないのです。

一応、湖と池ではなく
沼には定義と呼ばれるものが
あるのですが
これがものすご~く曖昧。

その定義というのがコレ。

  • 湖・・・水深5メートル以上で、
    岸から10メートル以上離れると水生植物がみられなくなる
  • 沼・・・水深5メートル未満で、
    水生植物が茂っている

 

しかし池と呼んでも
おかしくないくらいの大きさでも、
沼と呼ばれている場所があります。

 

例えば群馬県と福島県を
またいだ所にある尾瀬沼

この尾瀬沼は
一部、水生植物で埋まっている
場所もあります。

しかし南岸の部分には
水生植物はほとんど見られません。

湖と沼の両方の特徴が
揃っているのに尾瀬沼なんです、
不思議ですよね。

 

池は人工的なもの?

 

湖とついでに沼の特徴が
分かったと思います。

それでは池には
どういった特徴があるのでしょうか。

日本には地形や湖を研究する
陸水学会という組織があるのです。

その陸水学会が定めている
池の定義というものがあります。

その定義がコレ。

  • 湖や沼より小さい水塊。
  • 人工的に作られた面積の小さい塊。
  • 地表上を淡水で覆われた領域で、
    湖ほどには大きくないものを指す。

 

これによると小さめの
人工的に作られた水たまり、
というのが池の特徴ですね。

しかしこの定義も
あまり正しいものとはいえません。

人工的に作られた水たまりといえば、
ダムというものが存在しますよね。

しかしダムは池と呼ぶには
少し違和感がありますせんか?

そもそもダムはダム湖
呼ぶこともあります。

 

また、湖や沼より
小さい水たまりの事を、
池と呼ぶのも少しおかしいのです。

軽井沢に塩沢湖という湖があります。

しかし北アルプスには、
この塩沢湖よりも規模が大きい
白馬大池があるのです。

湖なのに池より小さい、
これじゃどっちが
湖か分かりませんよね。

 

大きな池と湖の画像

 

なぜ池と湖には明確な違いが無いの?

 

ここまで池と湖の特徴を
解説しましたが、
なんとも微妙な結果だとは
思いませんか?

なぜ池と湖は明確な基準
というものが無いのでしょうか?

これには歴史的な理由があるのです。

 

現在確認されている
池や湖のほとんどは、
何百年も昔に名前がつけられました。

もちろん当時から
池と湖に正しい基準はありません。

じゃあどうやって
当時の人は名前をつけていたのか。

これは正直に言うと、
その場のノリだったんです。

 

日本で1番大きな湖でもある琵琶湖

これは江戸時代に
名付けられたのですが、
その由来というのが湖の形が
琵琶に似ているからなんです。

琵琶湖ほど大きかったら
湖と名付けられても
おかしくありませんが、
他の湖や池もこんな感じで
名付けられています。

昔に名付けられた
名前を今でもそのまま
使っているという事なのです。

 

最後に

 

池と湖の違い、
いかがだったでしょうか?

最後にこの2つの違いをまとめると、
この2つに明確な違いはありません!

なんとも消化不良な感じですね・・・
申しわけありません。

昔の人がちゃんと考えて
名前をつけてくれていれば、
ちゃんとした違いがあったんでしょうね。

 

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