「作文を書くのって、苦手なんだよなぁ(;_;)」
「作文の書き方のコツって誰か教えてくれないかなぁ?」
中学生になれば、小学生と違い、税金作文や人権作文など、少し難しいテーマについて書かなければなりません。
なのであなたは、作文に対して苦手意識を持っているのではありませんか?
その気持ちすごくわかります。
だって、学校の授業で作文の書き方を、まともに教えてくれるわけじゃないですからね!
先生は「書き方の基本は起承転結!」とか言うけど、意味わかりませんよね?
それなのに、「いきなり書け!」って言われても、書けるわけがありませんorz
作文が苦手なあなたは、最初勢い良く書き始めても、すぐに息切れして、手が止まってしまうのではありませんか?
400字詰原稿用紙を、税金作文だったら3枚(1200文字)、人権作文だったら5枚(2000文字)も書かなければなりません。
これを何も考えずに、いきなり書こうとしたら、必ず息切れしてしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか?
私も、ある方法を知ってから、今までのことがまるで嘘だったかのように、スラスラ文章が書けるようになったんですよ!
そこで今回は、その方法をこっそり教えちゃいまーす!
これからお伝えする手順に沿って進めていただければ、「文章を書くことって、こんなに簡単だったんだ」と思えるぐらい、スラスラ作文を書けるようになりますよ(^^)v
それでは参りましょう。
文章はプラモデルといっしょ
あなたも小さい時に、プラモデルを作った経験があると思います。
女の子だったら料理かな?
プラモデルって、一つ一つのパーツを、設計図の手順に従って組み立てていきますよね。
よほどのことがない限り、手順通り作れば、うまく完成すると思います。
実は文章も、プラモデルと一緒なんですよ!
1つの大きな作文のテーマを、自分が簡単に思えるぐらいに分解すればいいんです。
例えば、2000文字書けと言われたら、書きたいことを5つぐらいに分けて考えてから書くと、1つがたったの400文字になりますよね?
400文字だったら、簡単に書けそうな気がしてきませんか?
これだったら、途中で息切れすることもなく、どんなに長い文章でも書けるようになります!
あなたも、文章を書くことにだんだん慣れてくれば、長い文章を書くより、コンパクトにまとめる方が難しいと感じるようになりますよ~♪
それでは次に、具体的な書き方の手順をお伝えしていきますね!
超簡単!作文の書き方はコレ!
作文を簡単に書くコツは、先ほども言ったように、小さい文章のかたまりを先に作ってから、後から組み立てることです。
そのやり方は・・・
- 書きたいことをルーズリーフに書き出す
- 各見出しに対して、主張・理由・具体例を書く
- 構成を考えて並び替える
- まとめを書く
- 書き出し、冒頭を書く
- 原稿用紙に清書する
です。
それでは、各手順について、詳しく見ていきましょう!
1:書きたいことをルーズリーフに書き出す
まずはテーマに沿って、自分が書きたいことを、3つ~5つ程ルーズリーフに書き出していきます。
ここで、ルーズリーフを使うことがミソ!
後で並べ変えることができるからです。
1つの書きたいことに対して、ルーズリーフを1枚使います。
例えば、「自分の将来」をテーマに描くなら、
- 自分の夢
- やりたい仕事
- 理想の家庭像
- 欲しい物
- 夢を実現するために何をすればいいか?
などが「書きたいこと」ですよね。
この「書きたいこと」の1つ1つを、「見出し」といいます。
そして、出来た見出しをルーズリーフの1番上に書いてみましょう。
2:各見出しに対して、主張・理由・具体例を書く
今、手元には、3~5枚のルーズリーフがありますよね?
次はこれらを埋めていきましょう。
まずは見出しに対して、主張(~は~です)を書きます。
次に、その主張に対しての理由(なぜなら~だからです)を書きます。
最後に具体列(例えば、~ように)を書きます。
理由や具体例は、わからなければ、本やインターネットで調べて書きましょう。
上の例で行くなら、
見出し:自分の夢
主張:私の夢は将来、大金持ちになることです。
理由:なぜなら、父が病気がちで家が貧しく、欲しいものが手に入らないからです。
具体例:昨日、妹が風邪をひいたのに、病院に連れて行ってあげることも、薬を買ってあげることもできませんでした。
こんな感じで、すべての見出しに対して、ルーズリーフを埋めていきます。
3:構成を考えて並び替える
次に、自分が「これは伝えたい」と思う順に、ルーズリーフを並べてみてください。
ルーズリーフの文字数を全部足して、多すぎるようだったら、いらないものは捨てるのもアリです。
この並び替えた後の数枚のルーズリーフが作文のメイン部分になります。
1つの文章の構成は下の図のようになります。
見出し1、2、3、・・・を並び替えればいいんですよ!
ちなみに構成のやり方については、こちらでも詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考記事
⇒作文の構成の仕方は?メモは必要?中学生が知りたい2つのコツ
4:まとめを書く
次に、まとめや結論を別のルーズリーフに書きます。
全体を通して感じたことや、これから自分がやってみたいことなどを書いていけばいいでしょう。
5:書き出し、冒頭を書く
最後に、書き出し部分を別のルーズリーフに書きます。
書き出しを1番最後に書くって、意外だと思いませんでしたか?
これには理由があって、人を惹きつける文章を書くには、書き出しを1番最後に書くと、いいものが出来上がりやすいからなんですよ。
書き出し部分には、
- 全体のテーマ(見出しを実際に書いてみて、さらに伝えたいこと)
- そのテーマを書こうと思った理由・経緯
- みんながそのテーマについて共感しそうな例(あるあるネタなど)
などを書きましょう。
6:原稿用紙に清書する
ここまでできれば、 あとは実際に原稿用紙に清書していくだけです。
下準備に時間をかければかけるほど、清書はスムーズにいくでしょう!
頑張ってくださいね。
ちょっとしたコツ
さいごに、作文を書く上で覚えておきたいちょっとしたコツを伝授しまーす(^^)v
うまく「かぎかっこ」を使おう!
かぎかっこは、使い方次第で良い作文にすることができますよ!
その使い方は・・・
- 書き出しでいきなり会話から入って、読み手の目を引く
- 会話を使うと、臨場感が出て説得力が増す
- 文字数を稼ぎたいとき
など、要所要所でかぎかっこをうまく使いましょう!
参考記事
⇒ 中学生の作文!かぎかっこの使い方!改行はする?まるは必要?
日常で論理思考をトレーニング
普段の生活をする上で、自分が思った事に対して、すべて理由や根拠を考えるクセをつけましょう。
例えば、
- 今朝は、通学路になんか違和感を感じる
- なぜ?
- 今日から道端に選挙のポスターが掲示されたから
こんな感じですね!
常に「なぜ?」を考えるトレーニングを続けていれば、ひとつのテーマに対して、簡単に書けるようになってきます。
ぜひ試してみてくださいね!
さいごに
どんなに長い作文でも、一つ一つの部品の組み合わせだと思えば、簡単に書くことができるんですね!
実際に中学生が悩む作文と言えば、
- 読書感想文
- 税金作文
- 人権作文
がありますが、基本の書き方はどれも同じです。
ちなみに、それぞれの詳しい書き方については、次の記事も参考にしてくださいね(*^^*)
参考記事
⇒ 中学生必見!読書感想文の書き方例!構成や書き出しのコツとは?
⇒ 中学生の税金作文!書き方のコツは?この必勝法で合格点!
⇒ 中学生の人権作文!簡単な書き方の例は?いじめのテーマ攻略法!
最初は慣れないかもしれませんが、練習すれば誰でも必ず書けるようになるので、少しずつやってみてください。
また、良い作文が書けたなら題名もかっこいいものにしたいですよね?
題名に関しては、こちらの記事で詳しくお伝えしています。
参考記事
⇒ 作文の題名の付け方は?かっこいい例はコレ!中学生でもタイトル名人に
それでは、あなたの素晴らしい作文が読める事を楽しみにしています!